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この銀河を救いなさい。  作者: 自然発火
第二章 クラミア星を救いなさい。
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第三十一話 第十天空島の戦い

家に着いて、

「おい!みんな!今の音聞いたか?『デヴォン』が来る!戦いの準備だ!」

「ほいほい~」

「分かりました。」

「できるだけ急いでくれ!三体同時だと時間がない!」

プルル。ファラムからの電話だ。

「よう、燐。さっきの音は聞いたな?」

「はい。聞きました。しかも三回も。」

「ああ。おそらく三体同時に分裂したんだろう。『デヴォン』は第五、十、十二天空島に襲撃を始めている!これから配置を言う。燐とヒカリは第十天空島へ、クラミアとサーシャは第五天空島だ。いいか?」

「了解です。すぐに連れていきます。」

「俺たち残りの第一師団は第十二天空島で戦う。頼んだぞ。」

「はい。」

電話を切る。

「燐くん、みんな準備できたそうです。」

「了解。配置はクラミアとサーシャは第五天空島、僕とヒカリは第十天空島だそうだ。第五天空島は第十までの通り道にあるからそこまで送っていく。」

「『了解!』」

また兵人通りを通る。今度は遊ぶためでなく戦うために。

「よし。いこう!」

「うん!」

第六天空島を出る。

「そういえば前から気になっていたことがあるんだけど、聞いてもいいかな?」

クラミアに話しかける。

「なんっすか?答えれることなら答えますよ?」

「クラミアって名前。この星の名前と同じだよな?」

「はい。同じっすね。それがどうしましたか?」

「いや、なんか理由でもあるのかなって。この星と同じ名前を付けられるのも珍しい話だなって。」

「さあ。私にもわかりません。なんででしょうね~」

クラミアがとぼけている時と同じような感じがした。何かを隠している。けど言いたくないことなんだろう。

「そうか...この星ではよくあることなのかな?」

「まあ燐さんは別の星から来たわけですし、気になりますよね~燐さんの星では星の名前と同じ名前を付けられることはあったんですか?」

「いや、あまりないんじゃないかな...少なくとも僕は聞いたことがなかった。」

「そうっすか。っともうすぐ第五天空島っすね。そんじゃ、行ってきます。」

「ああ。いってらっしゃい。サーシャも気を付けろよ。」

「はい。」

二人が第五天空島に降りた。飛行船には僕とヒカリの二人だけが残った。

「ヒカリ、話したいことがある。」

「どうしたの?燐くん。いいよ。聞く。」

「この戦いで『デヴォン』の襲撃周期を遅くする方法を思いついた。」

「どうやって?」

「単純だ。第十一天空島を墜とす。」

「え?そんなことやっちゃダメでしょ!だって一応天空諸島の一島なんだよ?」

「けど、『デヴォン』を殺すことは難しいし、取り返したところで使い物になるかも微妙だ。それだったら危険だから捨てたほうがいい。」

「確かに...とりあえず第十天空島の『デヴォン』を倒してからファラムさんに聞いてみよう!」

「そうしよっか。」

第十天空島に上陸する。

「よし、今回もすぐに倒しちゃいますか~!」

「そうだね。できるだけすぐ終わらせよう。」

もう「デヴォン」は上陸を開始している。だから被害が出る前にすぐに殺す。

「ヒカリ!そっち斬って!」

「了解!」

「せーのっ!」

声を合わせて「デヴォン」を切り裂く。二人同時にならコアのある厚い部分でも再生が間に合う前に斬り切れる。五回前の戦いで見つけたことだ。そのままコアまで斬り切る。「デヴォン」の肉体が崩れ落ち、地上へと墜ちていった。

「やったー!」

「今回もちゃんと倒せたね!」

プルル。電話が鳴る。クラミアからだった。

「やっほー!こっちは倒し終わったよ~!そっちは?」

「こっちもちょうど今終わったところだよ。こっちはこれから第十二天空島に向かう。クラミアたちはどうする?」

「私たちも第十二天空島にいきますね~それじゃあまたあとで。」

「またあとでな。」

「ヒカリ、向こうも第十二天空島に向かうってさ。こっちも向かい始めるか。」

「そうだね。ちょっと急いでいったほうがいいかも。遠いし。」

「だね。それじゃあ急いでいくとするか。」

また飛行船に乗り込んで今度は何度も戦ってきた第十二天空島へと向かう。

三十一話、読んでいただきありがとうございました!

さて、燐たち四人は無事に第五、十天空島での戦いに勝ちました!第十二天空島はどうなっているのでしょうか。第十二天空島といえばあの某第五部隊の隊長がいます。仕事をしているのでしょうか。皆さんは仕事をサボらないでください。では次話をご期待ください!

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