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この銀河を救いなさい。  作者: 自然発火
第二章 クラミア星を救いなさい。
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第二十九話 滅び

プルル。ファラムに電話を掛ける。結局兵器を無力化した後は見事砲撃戦で勝ち、第十二天空島を守ることができた。

「燐か?どうした急に。」

「勝ちました。第十二天空島、守れました。兵器は無力化して第十一天空島に帰っていきました。」

「そうか。よくやったな。燐、一体どうやって兵器を無力化したんだ?」

「兵器の中に操縦士がいるので、その人を捕まえました。そしたら兵器を動かす人はいないのでプログラムで第十一天空島に帰るようになってたんだと思います。」

「そうか。こっちも第五天空島を守り切ったぞ。今回の戦争は我ら天空諸島軍の完勝だな。お疲れ様。」

「ファラムさんこそお疲れ様です。」

「ちょっと待ってくれ。別件で電話が来ているからまた後で掛けなおす。」

「分かりました。」

ファラムが電話を切る。


二十分前、第五天空島。

「ファム王国の飛行船を優先的に攻撃しろ!隙ができたら兵器を爆撃だ!コアははずせよ!おそらく中心にあると思われる!」

多くの飛行船が砲撃を開始する。ファム王国の飛行船が攻撃に当たり、第十一天空島へと退いていく。十分したころにはもう兵器しか残らなかった。

「兵器を集中的に攻撃しろ!」

ファラムの指令で飛行船が一斉に兵器を攻撃する。兵器は攻撃に耐えられず、少しずつ壊れていく。そしてついには第十一天空島へと退いていった。そこまでは良かったんだ。


「もしもし、ファラムです。第五、十二天空島での戦いには勝利いたしました。どうなされましたか?」

「第十一天空島に...『デヴォン』が現れた...」

「なっ...」

「兵器のコアから肉体が再生したとみられる。至急援護に行ってくれ。」

「分かりました。しかし先ほどまで戦争をしていた相手です。第十一天空島に入れてくれるのでしょうか...?」

「分からない。けどとりあえず行ってこい。」

「はっ。」

第十一天空島に「デヴォン」が現れただと...?とりあえず燐に電話を...


プルル。

電話が鳴る。

「もしもし、ファラムさん。電話は終わりましたか?」

「ああ。終わったがまずいことになった。第十一天空島に『デヴォン』が現れたそうだ。これから援護に行くことになる。燐も来てくれ。」

「もしかして兵器のコアが暴走して...」

「ああ。そのようだ。とにかく飛行船ですぐに来てくれ。」

「分かりました。」

電話が切れた。ヒカリが話しかけてくる。

「燐くん、どうしたの?」

「第十一天空島に『デヴォン』が現れたそうだ。これから援護に行く。ヒカリもついてきてくれるか?」

「うん。もちろん。」

「じゃあすぐに向かおう。」

「うん。」

すぐに飛行船に乗り込んで第十一天空島に向かう。


第十一天空島の近くまで来たときおかしい景色が見えた。

「『デヴォン』が...島を占拠してる?」

「デヴォン」は普通天空島を乗っ取ったらその島を墜とすはずだ。しかし今回は残している。

「燐くん!下!」

「え?」

ヒカリに言われてみたのは「デヴォン」だった。それも本体の。

「そういうことか...第十一天空島を占拠してそこから天空諸島を攻めるつもりなんだ!まずいな...とりあえず今は何もできないから第十二天空島に引き返そう。」

「分かった。」

そして第十二天空島に向かっていった。


二十九話、読んでいただきありがとうございました!

ファム王国大戦犯でございます!もちろんファム王国は滅びましたが...因果応報というやつですね。第十一天空島を占拠された天空諸島軍はこれからどうしていくのか。次話をご期待ください!

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