第二十話 ファム王国
結局その日は練習と情報集めで終わった。その中にファム王国に関する気になる歴史があった。
ー記録
32年2月4日 カイト・ファムが第十一天空島にファム王国を作り、独立。
47年4月 ファム王国で兵役が開始。
69年7月30日 一度目の第五天空島への侵攻を開始。
70年4月 第五天空島をファム王国が占領する。
76年11月 第五天空島で天空諸島軍と軍事衝突。
同年12月 天空諸島軍が勝利。第五天空島を取り戻す。初代カイト・ファムは処刑される。
77年1月 二代ケイ・ファムが王座に就く。
89年7月 再び第五天空島を攻めるが失敗。
105年6月 「祈りの第十七怪物」の襲撃を受けるが撃破。
110年12月 再び「デヴォン」の襲撃を受けるが「デヴォン」が行方不明に。撃破不明。
ファム王国は何度も天空諸島軍と戦争を繰り返している。そしておそらく「デヴォン」を使って何かしらの兵器を作っている。さらには110年12月に攻撃してきた「デヴォン」は生きているかもしれない。つまり第十一天空島にはすでに「デヴォン」がいる可能性がある。
次の日、第五天空島。「デヴォン」が近づいてきている。しかしもう先にファム王国軍はいた。「デヴォン」が第五天空島に上陸する。その知らせはすぐに燐の耳にも入った。
ファラムから電話を受けた。今回は第五天空島に襲撃してきた。何かの因果を感じる。ファム王国が何度も攻めていた第五天空島だ。ファム王国は第五天空島に「デヴォン」が来ると分かっていて、混乱に乗じて第五天空島を占領するのかもしれない。考えすぎであってほしいが。とりあえずヒカリと一緒に第五天空島に向かうことにした。
第二十話、読んでいただきありがとうございました!
こっからはファム王国と燐たちがバチバチにやりあいます。(知らん)




