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この銀河を救いなさい。  作者: 自然発火
第一章 この少女を救いなさい。
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第十四話 戦場

燐さんは無事だろうか。かなり吹っ飛ばしてしまったけど、まあ彼のことだから全然生きてるだろう。外に出たら第六天空島は荒れ果てていた。

「みんなは...?」

はやく合流して「祈りの第十七怪物(デヴォン)」を殺さないと。兵人街のみんなを守ってあげないと。そして私は死ぬんだ。天空諸島の平穏を残して。それでもやっぱり死にたくないと思ってしまう。まだ未練がある。本当は燐さんの言う通りもっと生きて兵人街のみんなと色んなことをしたい。遊びたい。もちろん燐さんともいろんなことをしたい。大好きだから。

ドーン。

ものすごい音がした。おそらく「祈りの第十七怪物(デヴォン)」と戦っている音だろう。

「こっちのほうかな。」

戦場に向かって走り出す。


「くっそ、逃げられた。」

すごい吹っ飛ばされた後、速攻でヒカリに逃げられた。こんなので死なせるわけにはいかない。彼女の本音を聞いて。彼女の願いを叶えて。未練がなくなってから死んでほしい。だから今は止めないと。次は負けない。

「よし。追うか。」

全力で戦場になってると思われる場所に走る。


「よし!見えた!」

祈りの第十七怪物(デヴォン)」の姿が見えてきた。クラミアとサーシャが戦っている。ファラム達、天空諸島軍も全力で戦っている。もう彼、彼女らが戦う必要はない。私が「デヴォン」を殺すから。私の残された命を使いきって、殺しきる。もっと全力で走る、

「おーい!みんな!」

「え!?なんでヒカリが!?」

クラミアが驚いていた。

「まさか燐さんを...」

「うん。吹っ飛ばして逃げてきた。」

「よかった。殺してなかった。」

「間違っても好きな人を殺したりはしないよ!?」

「そうっすか。じゃあこっからは私たちが止める番っすね。ファラムさん、サーシャ、お願いしますね。」

クラミアが剣を構える。私もそれに応じて剣を構える。

「はぁっ!」

クラミアが剣を振る。

カーン。戦いが始まった。


今回燐はあんま登場させてません!

十四話目読んでいただきありがとうございました!

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