表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この銀河を救いなさい。  作者: 自然発火
第一章 この少女を救いなさい。
11/42

第十一話 緊急事態

祈りの第十七怪物(デヴォン)」が風になって消えてゆく。すぐにヒカリのもとに駆け付けた。

「ヒカリ!生きてるか!」

ヒカリはかろうじて生きていた。ヒカリの目には涙が流れていた。

「ヒカリ、お前は本当は生きたかったんだな。何のためにか知らないが、死にそうなときに涙を流すってことはまだ未練があるってことだ。だから、まだ生きていてくれ。」

聞こえてないと分かったうえで話しかける。僕が初めて好きになれた女の子にまだ生きててもらいたい。

「無茶してでも生かしてやるよ。お前が幸せになるまで、お前の願いが叶うまでな。」

「おやおや~燐さんは本当にヒカリのことが好きなんですね~」

またクラミアが煽ってくる。けどちゃんということにした。

「うん。好きだよ。本当にね。」

「ほらほらのろけてないで早く飛行船の医務室に連れて行くよ!」

「おう。」


飛行船の医務室にて。

「診断が終わりました。ヒカリさんの状態は正直かなり厳しいです。もう次の戦闘で生命力をすべて使い切ってしまうでしょう。とりあえず今は医務室に寝かせておきましょう。」

「はい。分かりました。ありがとうございます。」

「ああ、あとヒカリさんの体に変化が起きていると話しましたがそちらのほうも段々進行しているのではないかという見解です。」

「そうですか。ありがとうございます。」

コンコン。

ノックの音がした。入ってきたのはファラムだった。

「燐、大変だ!第十三天空島が墜とされた!」

「そんな!なんで!」

「第一天空島にいたとき今お前らが倒した『祈りの第十七怪物(デヴォン)』の複製体も()()していたんだ!」

「あっ、そういえば第一天空島でそんな話を...」

「さらにだ。今『デヴォン』は第六天空島に向かっている。」

「第六天空島って兵人街があるんじゃ...」

「ああ。だから非常にまずい状態だ。ここで兵人種が滅ぼされると『デヴォン』に対抗する手段を失ってしまう。すぐに第六天空島に向かってくれ。」

「みんな、兵人街のみんなを守るために急ぐぞ!」

「はい!」

十一話目、読んでいただきありがとうございました!ぜひこれからも読んでくれると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ