表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この銀河を救いなさい。  作者: 自然発火
第一章 この少女を救いなさい。
10/42

第十話 ヒカリの思いと燐の思い

私は幸せになってはいけない。私は天空諸島を守るために生まれてきた。だから天空諸島を守って死なないといけない。燐さんには幸せになってもらいたい。燐さんのことが大好きだから。私はもうすぐ死んでしまう。私は燐さんを幸せにできない。力を振り絞って剣を振る。「祈りの第十七怪物(デヴォン)」の体が裂ける。

ドクン。

「またあの嫌な音...?」

「おい、ヒカリ!」

「デヴォン」の攻撃が飛んでくる。ヒカリが攻撃を受ける。ヒカリの体が飛ばされる。

ヒカリが動き出すことはなかった。

「ヒカリ!?」

すぐにでも生きているか確認したかった。助けてあげたかった。けど「デヴォン」の攻撃が再びヒカリに飛ぶ。

全力で地面を蹴る。前に進む。進む。好きな人を救うために。一筋の希望に込めて。ギリギリで「デヴォン」の攻撃を受け止める。「デヴォン」を殺す。ヒカリの仇をとるために。

斬る。斬る。斬る。斬る。自分の気持ちに身を任せて。「デヴォン」の再生のスピードが間に合わなくなる。「デヴォン」の体が少しずつ裂けていく。コアが露出する。

「くらえぇぇぇぇ!」

コアに向かって斬りつける。しかし再生された体に止められる。

「『はあっ!』」

クラミアとサーシャが再生した体を断ち切る。

「燐さん!やってください!」

全力で剣を振る。「デヴォン」のコアが真っ二つに斬れ、「デヴォン」は消滅した。


ぜひレビューや評価をお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ