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第一話 厨二病について

厨二病ーー


それはちょうど思春期の真っ只中にいる子供がかかりやすい病気。


ーー魔法が使いたい

ーー異世界転移したい


これぐらいならまだまだ軽いほう。きっと多くの人が考えたことがあるだろう。


ーーステータス

ーーファイアーボール


こんなのを部屋で唱えちゃうのもまだまだ大丈夫。後で悶えるぐらいで済む。


ーーくっ!俺の封印されし右腕が!

ーー俺の右目は映したものを石化させてしまう!


こんな感じで外に包帯とか眼帯とかして行くのはちょっとレベルが高い……が、まだ怪我や病気で済ませられる。


ーーふっ!我を誰だと思っている!

ーーヤバい!みんな逃げろ!ヤツが来る!


ここらへんから周りの目がヤバくなってくる。ただ本人は全く気がつかないんだよなぁ。


そしてーーー


「いでよ!我が身に封印されし黒龍!その身を剣に変えて我が前に顕現せよ!暗黒(ダークネス・)(ドラゴン・)悪夢(ナイトメア・)(キル・)斬り(スラッシュ)!」


こんな風に大衆の前でオリジナル呪文を詠唱しながら必殺技を放っちゃった日には、これからの人生で日の当たる道を堂々と歩くことはないだろう。





ーーーちなみにこれ、全部僕の話です。


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