第36話 永遠の魔人剣
「アベルのボケ! こんな瓦礫どかすだけにどれだけ時間かかってんのよアホ!」
「おま、おま、お前って女はぁぁぁ! 腹に穴空いてんだぞ俺!? つーか手伝ってくれりゃあ良かっただろぉが!」
「お前を守るみたいなこと言った女に力仕事させるってのアンタ」
「言ってねぇよぉぉ?」
「ふーん」
「なんだぁそのリアクションはぁ!?」
「ア、アベル君、テッサちょっと静かに……まだ敵がいるかもだし」
原型を留めていない闘技場の瓦礫から現れた三人にアヤノはあからさまに顔をしかめながら嘆息した。そのやかましい学生共がこちらに気付いたからだ。
「アヤノ様!? シャル――シャルロット!」
案の定こちらによって来た三人を眼で流しながらアヤノは末っ子の権限者の額に手を当てて確認する。
「こんなに傷だらけになって……あ、これ跡に残りそう、シャルは大丈夫なんですか!?」
「問題ないだろう、気を失っているとはいえ黄金武装気と神竜の回復力が効いている。すぐに目を覚ます」
「黄金……竜?」
「解らんで良い、それとワタシはマクスウェルだ」
「え? え~と」
「もういい黙れ面倒な」
早々に面倒ごとをマクスウェルに丸投げして精神に引き籠ったアヤノは視線を白髪の少女に移した。
(アウローラ……もやは戦う意思は感じないが、どうしたものか)
殺すか……シャルロットが目覚める前に。
権限者の長女としての責任。人皇勢に今後敵対する可能性が少しでもあるのなら、その芽は潰しておく必要がある。
「なぁお前、何年の生徒だ? 変わった制服だな」
「なっ!? おま――」
と、思っていたのだが。
「あの、メアは……」
「メアっつーのか何かお前……デイオールと雰囲気似てるなぁ」
「おっぱいがね? アベル君てば実はやっぱり胸が大きな娘が好み? あーしも結構あるけど触ってみる?」
「この惨状でよくもまぁ発情できるわね引くわー」
「してないわ!」
「でもメアは、えと、博士の、その、シャルロットの……」
「シャルの何? シャルと知り合いなの?」
「友達……で」
学生三人は顔を見合わせる。
その後ろで静かに魔法言語を射出する演算を完了していたアヤノだったが。
「なんだそう言う事……シャルの友達だったら、アタシらとも友達だねメアちゃん」
「友達…?」
「デイオールがさっき急いでたのはこの娘の為って事か」
「ま、そんなとこでしょ」
「ひゃーほんとにおっきいやあやかりたいねぇシャルロットちゃんとどっちが大きいかなぁ」
「友達がこんなにいっぱい…そう、なんだ」
「みこっちゃんその手付き止めなさいよ怖がってるじゃないの」
「怖くないよ」
「「ん?」」
「嬉しいの……凄く、凄く嬉しいの」
心の底から嬉しそうに微笑むメアに、アヤノは構えていた掌を降ろした。
「良いのか……アヤノ」
自らに語りかけるマクスウェルだったが、アヤノの返答は無かった。しかし、明らかにあの少女をどうこうしようという気は失せているように感じる。
(ふ……そうか)
アヤノが良いなら構うまいと、状況を整理する方が先決であろうと判断する。
魔法言語によるエリアサーチをかけた所、まだ王都内に魔人の使徒の反応がある。
(だがこれは、放置しておいても大丈夫そうか)
その間に美琴が遠くで倒れるリョウとゼノン王を介抱していた。彼女の気配からしてどうやらかろうじて生きているようだ。安堵したアベルがテッサに向き直る。
「学園の奴らが心配だ、セドリックの奴もどうしているか気になる」
「ま、器用なアイツなら上手いことやって切り抜けてるでしょ」
「セド……リック」
幸せでいっぱいだったメアの心に影が指した。
拙い記憶回路にも刻まれていたその名前は、自分と戦い死んだ少年では無かったか。
「メアちゃんセドリックを知ってるの?」
「そ、その人は」
ガクンと膝から力が抜けた。
(力が入らない……?)
身体がおかしい。
殆どの武装気を放出してしまった事もあるが、友達を死なせてしまった感情が、メアの肉体強化倍率を著しく低下させている。
(足が…動かない…痛い)
心と膝が。
「どうしたのメアちゃん」
「ごめん、ごめんなさいメア……は」
「あ、血が出てるじゃない。ちょっと見せてねLv1ヒールかけたげるから」
膝をつくメアの太ももに、針で刺したような小さな傷が出来ていたからだ。
「え? これ」
しかしそれは地面から伸びていた。
まち針程度の細い鋼線がメアの太ももを貫いている為に出来た傷であった。気配を察したアヤノがすぐさまに鋼線の元を辿る。
『アヤノ様!』
「マクスウェル 詠唱破棄――速く!」
その先には――胸部の貫通されたタイタロス。
「なに、何よコレ」
「離れろテッサぁ!」
「和んでんじゃねぇよメアぁ!!!」
悲鳴を上げて宙を舞うメア。
「Lv3三眼炎殺気道!」
「遅いですよぉぉアヤノ様ぁああ!」
――――ドバチっ!
射線上を遮る巨人の腕。
「サイレント素材……ちぃっ」
今は周囲に学生達もいる。
高威力の魔法言語はコイツらを巻き込んでしまう。
憎々し気にソイツを睨みつけ、自分を叱咤する。
まだ折れていなかった、諦めてなかった、体半分が炭化しても生きていた。
「リィナぁ……アンタもたいがいにしつこい女ね」
顔が半分潰れようとまだ口がある、腕がなくなろうとも、内臓が焼き切れようと、腹の中の憎欲がある。
「アチシにはもう何もないんだ許せるものかぁ!」
許せるものか。
自分が創ったものが、子供が親より幸せになるなんて事があってたまるか。
「せめて、せめて消し去ってやる! この国を! この国の人間を! 私を、アチシを蔑み、追い立てたトロンリネージュ人をぉ! 」
宙ずりになっているメアに、更におびただしい数の鋼線が突き刺さった。テッサ達の悲痛な声と、メアの絶叫が響き渡る。
「メアぁあ!お前だけ幸せになんてさせるかぁ!親に背き従わねぇ人形なんざ糞だゴミだ! 醜い醜いクソ袋があぁぁぁああ!!!」
「この……下衆がぁ」
シャルロットを抱えながら再び臨戦態勢に入るアヤノ――だが、術式が上手く走らず、更には足に力が入らず倒れ込んでしまう。
「ちぃぃ七皇鍵の後遺症……こ、こんな時に」
「メ、メアちゃん……いま、助け」
「シャルロット、動けるか」
「く、ぅぅ……っ」
全てを出し尽くしてしまったシャロットも立ち上がる事が出来ない。地面に転がる瓦礫を握り、血が出るまで力を込めるが体が言う事を効かない。
「ヒヒヒヒもっと泣き喚けメアぁ――自滅因子充填!」
体中の穴から鮮血を撒き散らす少女から、闇色の光がタイタロスに充填されていき、半壊した巨人が再び立ち上がってしまう。
「いい加減に、しやがれよお前ぇぇ!」
「合わせなアベル!」
弾かれた様にリィナに突撃するアベルとテッサ。
「出しゃばんじゃねぇよ雑魚がぁあ!」
――――ズドあ!
タイタロスから放たれた波動が地面を薙ぎ払った。
「畜生……め、なんてみっともない威力だ……糞が」
憎々し気に血だらけのメアを見上げる。
放った波動はその場にいる全ての人間を吹き飛ばしたが、全員生きていた。最大出力時の1%ほどの威力もない。
「嬉しいだろメアぁ……最後の仕事だオマエは此処で死ぬ為に造ってやったんだから」
「は、か、せ……」
メアは見下ろした。
地面から動けもしない、全身の火傷のせいで変形した、シワとシミだらけのリィナ博士を、地べたで蠢く老婆のような女を。
「このまま幸せにオトモダチ作ってわいわい楽しく生きれると思ったかぁ? ばぁぁあかが、お前の稼働時間は元々あと数時間だよヒヒハハハ」
「は、か……せ」
既に体の半分以上が炭化した芋虫のような醜い存在となったリィナ博士。僅かに残ったピンク色の髪を揺らしながら笑うその姿は、己の憎欲で自分迄も焼き尽くした、桃色の死神のようだ。
「親のアチシがこんなにも不幸なのによぉ! オマエが幸せになって良い訳がねぇぇだろぉぉがぁ!」
「……はかせ、知って」
「あぁ?」
メアは可哀想だと思った。
自分もこうなっていたかもしれないから。
シャルロットに出会わず、この国の人間を一人残らず焼き尽くしていたとしたら、兄と姉の意思を継いで闇と一体化していたとしたら。
「知って……ました、あと数時間の命だって」
きっと自分は後悔の念で押し潰されたまま最期を迎えただろう。
「でもこんなメアに…最後に友達がいっぱい出来た……んです」
こんな爽やかな気分で死ねなかっただろうと。
「シャルロットが言ってくれた……諦めるなって。メアは醜くても、私の夢は綺麗なんだって。望んで良いんだって教えてくれた」
「なぁ…にぃ…を…」
「もう十分……メアはもぅ、十分幸せ」
生まれて来て良かった。
望んではいけないと思っていた夢が、叶うはずないと思っていた友達に囲まれて、儚い夢が、思い出が、何も無かった手のひらに溢れている――だから私は幸せな最期を迎えられている。
「バァカがぁ! お前の事なんて好きになるヤツが何処にいるんだぁ! どいつもこいつもすぐに忘れちまうよだって、私がそうだったんだからぁ!?」
「博士とメアは違うの…違う…人間」
「違うだ、とぉ? アウロぉぉラぁ……」
今なら言える。
誰がなんと言おうと今の私は、世界一幸せな女の子だと。
「アぁぁチぃぃシぃぃにぃ……親に意見などぉ」
「だから…メアを造ってくれて…」
「あぁ!?」
「ありが…とう」
お母さん。
目の前がチカチカして視界が歪んだ気がした。
女は、リィナは、娘の最後の言葉に何かを感じた気がしたが、すぐに考えるのをヤメた。
自分は親になんてなりたく無かったのではないか? じゃあ自分はいったい何になりたかったのだ。
もぅ何も思い出せないし考えられない。
だから女は、考えるのをヤメた。ただただこの激情に素直に、この憎欲のままに。自分が不幸なのだから、自分が可哀想だから、自分が何よりも可愛いから、全部道連れて壊してしまおう。
「ヒ…ヒヒ」
芋虫のように這いずり、半場壊れたコンソールに舌で打ち込む――Codeを。
「幸せだった……だとぉ」
女は嘲笑し自嘲する。
最後に目から流れた雫に、気付きもせずに。
アウローラに残る全ての生命力と、国中に張り巡らされた神呪刻印の残りカスを吸収したタイタロスは自立する。
「メア……メアちゃん!」
見上げるシャルロットが見たものは、鋼線によってタイタロスにぐるぐるに巻き付けられたメアと姿と――死神が駆る破壊の権化。今ここであの力が炸裂したら、ゾッとする。
「暴走だ……ヒヒっ」
しかし、もう止まらない。
顔面が半分破損しようが、両手を砕かれようが、胴体に大穴が開こうが何度でも現れ、連れ去ってしまう。
もはやソレは、払っても払っても消えない人の怨念から出来た、幸せを奈落へと誘う醜い桃色の死神のようだ。
「くひひひ…もぅ止まらない」
「リィナ」
「アヤノ様の権限でも止まりませんよぉ」
「アンタは……遂に考えるのを止めたのね」
「アチシの命ももうすぐ尽きる……ならば」
「まだアンタには、権限者としての心が残ってると思ってた殺したくなかった。やっぱりワタシは……大事な時に判断を間違う」
「全部引きずり下ろして死んでやらぁ」
「……でもね」
「さぁ吠えろタイタロス――私の最高傑作よ」
自分が不幸なのだから、可哀想なのだから、お前一人を幸せになどさせるものかと。足を引っ張り合う醜い心。他者の幸せを心から喜べない人間の本質が連れて来た元権限者。
「シャルロットごめん…ごめんねぇ」
「メアちゃん嫌……嫌だダメ…」
シャルロットにはメアの涙の意味が解った。
セドリック君とサイ君の事あやまって貰うから。
あの言葉に対する謝罪だと。
「ヤメてよぉ…何でだよぉ」
こんな最後を望んでいた訳では無い。
「でもね、ありがとう…シャルロット」
本当は人殺しなんてしたくなかった小さな女の子。
本当は大好きな人とずっと土いじりをしたかった。
いっぱいの友達に囲まれて笑い合う未来もあった筈なのに。セドリック君と、兄であるサイ君とも笑い合える未来が――
「……ちゃんまで、何でだよぉ」
シャルロットは生まれて初めて祈る――気狂いの月が呼び出した死神に。
やっとあの子は幸せを願う事が出来るようになったのに。やっと、生まれて来て良かったと感じられた筈なのに何でこんな酷い最期を――神さま!?
あの子の夢を連れて行かないで――
「メアちゃんを連れて行かないでよぉ!?」
シャルロットの魂からの叫びも虚しく。
友達の意識は――死神に呑まれた。
でもそれは、桃色ではなく
何処までも気まぐれで半端な、愚か者の色。
◆◇◆◇
初めから折っておこうという考えがある。
初めから諦めておけば、挫折した時の言い訳が立つという話だ。
諦めないと、言葉で語るのは簡単だ。
それは蟻や真夏の蚊のように何処にでもあって、世界にあふれている言葉だと思う。
誰しもが口に出来る安い言葉だと――ソイツは、元々そういう人間だった。
だから、初めから折っておこう。
ハードルを下げておこう。
ひとつひとつ、ハードルというモノは乗り越えていくモノである筈だろうから。
だがソイツは、今すぐソレが欲しくて欲しくて仕方がなかった。
折れない心。
誰にも屈服しない精神。
頭上に掲げた一本の刃を天に掲げる。
そういう生き方が出来たならと、思っていたのに。
折れない刃。
ソイツは、今すぐにソレが欲しかった。
掲げたソレを二度と降ろさぬ鋼鉄の心が欲しかった。
自分にないそんな不確かなモノが欲しくて、何処かにあるのではないかと切に願い、妻と子を捨てて、異世界に旅立った。
そして見つけたと思った。
しかし……守れなかった。
あの、黄金色の太陽を。
記憶は無いが、ソレだけは解る。
折って、捨てて、誰かに押し付けた。
何度も何度も折れてしまったソレ。
ソイツが欲しかったモノ、それは不変。
永遠に変わらぬ、美しい想いが欲しかった。
不変の愛が欲しかった。
だからソレは、絶対に叶わない。
いくら人の身を棄てようと
那由多とその身を、鍛えようと
変わらない想いなど、この現し世に存在しないのだから。
ソイツは自分の命が、安いと蔑む。
永遠に生き続ける魔人の命が、軽いと嘲る。
不死身の魔剣士は願う。
何度も天に願った。
何度も自分で裏切った願い。
己の為の己の夢。
愚か者の夢
何処までも愚かで、半端で、度し難い。
まるでソレは、愚か者を謳った詩のようだ。
変わらない想いなど、この現し世にありはしない。
されどその愚か者は、ソイツの心は今でも――あるかもしれないと信じていた。
そんな愚かな灰色でも、これだけは解る。
あの少女が――
もう十分だと眼を閉じた少女の夢が――
此処で終わって良い筈がないと。
「メア……」
髪が揺れた。
白でも黒でもない、半端な灰色は
求めた永遠が今、この手に無くとも
今宵この晩だけは、この刹那だけはと願う。
「助けさせろ異世界――今度こそは」
これは手に入らない不変を求め続けた、半端者の詩だ。
◆◇◆◇
「……終われ、奈落」
魔人剣……終奥義。
――――――――――――――――っ
一閃。
正に一閃の光。
タイタロスの脳天から地面を凪ぐ――黒の刃。
「叢雲の一刀……那由他」
崩れ去る巨人を背後に立つソイツに三人の視線が集まった。メアを抱きかかえる男――どうしようもなく気まぐれで、半端者の色、灰色の死神に。
「……秋影」
「先生ぇ……?」
「てめぇは、影王ぉ!?」
その誰でも在り、違うソイツは、黙って少女を見つめる。
苺畑で出逢った、奴隷の少女を。
「王様……メアは、ワガママだなぁ」
少女の髪が、肌が、身体が散っていく。
黄金の桜が咲いた王都に。
「王様に頭なでてもらって、友達もいっぱい出来て、大好きな人の腕の中で死ねるっていうのに……ワガママだ」
やっぱり自分は醜い。
どうしようもなく欲深で醜い。
「夢なんて、もうこれ以上望んだらダメなのに……まだ」
長い灰色が風に揺れる。
アッシュグレイの髪をなびかせ、影王の赤と黒の両眼はメアの言葉を一身に受ける。
「メア……俺は、過去に記憶を失っている」
影王の低い声を聞きながら、メアは瞳を閉じた。
「だが時折夢をみる……魔人であるこの俺が夢を」
彼の声が好きだった。
たまに崩れる表情が可愛くて、鋭いけど綺麗な眼が好きだった。父親が娘に贈るような、優しい瞳が。
「その夢に出てくる女がいる。お前に似ているその女を……俺は美しいと思ったよ」
大好きな彼の顔は、身体は、酷く汚れていた。
自分の最期を見届ける為に、こんな所まで苦労して来てくれたのか。こんなにも醜い自分を、美しいと言ってくれる。
「王様……」
閉じた瞳から一粒の雫が落ちる。
そして本当に小さな、遠慮しがちな声で「大好き」そう呟いてから。
最後に、精一杯のわがままを。
「一緒に苺、食べたかった……なぁ」
ゆっくりと微笑んでから陽炎のように、メアの身体から”命”が登っていく――天へ。
「メア……何度も言うが、俺は王様じゃない」
抜け殻になってしまった少女に伝えようと思う。
人形として生まれ、たった一年で生涯を終えた、哀しい少女の亡骸に。 過去、自分が愛したのであろう女――彼女に瓜二つで哀しい少女に。
我が名は王にあらず、影王にあらず。
気の遠くなる程の時の中で、
心に閉まっていた名前を――
「俺の名は”ユウイチロウ”…異世界から来たタダの男だ」
持って行ってくれ。
あるかもしれない、あの空に――
何度も諦めて、何度も自分に失望して、ここまで書き上げることが出来ました。黄金の花は三度咲くというお話と当話は、9年前に初めてプロットを組んだ時にどうしても書きたかった話です。例え読んで下さる方が少なくとも、自分勝手な下手くそな文書でも、初めて何かを創り上げたくて、ここまで書きました。ここ迄読んで下さった方、感想をくれた皆。
ありがとう。
著者より




