表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
“翔也(ショウヤ)”   作者: リキュウ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/8

第4話 規格外のタイムと真の強敵

「おい、予選開始だ!予選は二周!」スーツの男が叫ぶ。出場者9台のうち、上位三名が決勝へ進む。

ショウヤはベスパ野郎の警告を振り切り、RZ250と10万円だけを思い浮かべた。息を止め、**「ライド」**を発動。

他のスクーターが排気音を上げる中、ショウヤのジョグはまるでレールの上を滑る模型のように静かで、異常に速い。カーブで減速を嫌い、遠心力を無視してイン側に張り付く。

「予選タイム!26秒1!」場内は静まり返る。常識外れのタイムだった。

次に予選に挑んだのは、あのVespa野郎(ベスパ少年)。

少年のベスパは路面から浮いていないが、異常に安定し、ショウヤの「ライド」のラインを能力を使わずにトレースする。すべての無駄を削ぎ落とした完璧な滑らかさでラップを重ねる。

「予選タイム!27秒9!」能力を使ったショウヤには及ばないが、異次元のタイムだ。

その少年はVespaを停めると、黒スーツの連中の方へ冷たい視線を向けた。彼らの心の声がベスパ少年の脳内に響く。


『どうせ、あいつ(謎のHONDA、DIOの男)で全部回収できる』


「予選最終ランだ!ディオ男、行け!」

拡声器が、最後の出場者を呼び出した。

ショウヤの視界に飛び込んできたのは、ピカピカにワックスでコーティングされた白いキラキラしたHONDA Dioに跨った、フルフェイスの細身の男だった。

そのDIOの車体から放たれる**異様なほどの速さの「気」**が、アスファルトの熱気とは違う、冷たい圧力を発していた。

(あいつ……速い)

予選トップタイムの座を奪われる、確信にも似た予感が、ショウヤの全身を駆け抜けた。



next._____謎のディオの男の予選ラン、そして決勝レースでのショウヤの惨敗と失意_____

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ