終末機構:アリエルとユーグ
かつて、人はこの星に栄え、
そして静かに滅びた。
残されたのは、秩序を保つための機械たちと、
その機械すら忘れかけた“人”の記憶。
──そして、
奇跡のように生き残っていた、たったひとりの少女。
名を、アリエルという。
彼女の傍らには、無骨な護衛ロボットがひとつ。
任務名:「アリエルの命を護ること」
型番:Y.GU-07、愛称:ユーグ。
言葉少なく、表情のないその機械は、
命令通り、彼女の隣に立ち続けている……
滅びた都市、砂に埋もれた町、忘れられた神殿、沈む旧博物館。
ロボットたちの社会のなかで、アリエルは時に“奇跡”として、時に“脅威”として迎えられる。
ちいさな巡礼の記録。
アリエルとユーグ、1人と1体の、終わりかけた世界の物語。
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