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プロローグ

魔法と力と知が拮抗する世界。


 軍──武をもって国を護る者。

 騎士団──理念と正義を貫く剣。

 学園──魔導と理を極める者たちの集う場。


 三つの勢力は表面上の協調を保ちつつも、水面下では静かに火花を散らし続けていた。


 そのどこにも属さず、どこにも染まりきらなかった男がひとり。

 かつて、最年少で学園に首席入学し、誰よりも早くその場を去った“問題児”。


 名前は──サンゴ・ブライト。


 いま、彼は“期間限定助手”として学園に戻ってくる。

 教師ではない。生徒でもない。だが、彼が見据えるのは“教える”ということの本質。


 現場フィールドで通用しない知識に意味はない。

 美辞麗句で飾っただけの魔法理論では、生徒は戦場で死ぬ。


 彼の授業は、甘さを叩き潰す。罠を仕掛け、試し、転ばせ、立たせる。


 ──名もなき助手が、いま再び教導に立つ。

 それは、静かないくさの始まりである。

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