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Re:フレンドワーズ ~家名すらない少年、ディストピアで生きていく~  作者: コヨコヨ
終わりから…始まり:ヘイヘ少年偏

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勇者の後退

「どうしたものか…本当にジャスがやられたとすれば、我々人間に勝ち目など…」


王は後方まで無事待機したものの、未だに勇者との連絡が付かず焦っていた。


しかし、傷を負ったジャスが息を切らしながら到着した。


「はぁはぁはぁ…勝手に殺さないでくださいよ…」


「ジャス!その怪我、大丈夫なのか!」


――どうなっとる…勇者がここまで傷を負うか…みたところ、腕は完全に折れとるの…だが淡く光っとるところを見ると、回復中か…


「ちょっと不意を突かれましてね」


苦笑を浮かべながらジャスは壁に背を寄せる。


「どうせまた、引き返せだの軍を引けだの言ったのであろう。その結果、今のあり様になってしまったと…どうせこんなところじゃろ」


ジャスは苦笑が見破られたかと言った顔で頭を掻きながら


「その通りです…」


「お前は事の重大さを分かっていない!あの話を聞いて何人の兵士がやられたと思っておる!」


「すみません、今回は僕の失態です」


「人は失敗するものだが、失敗して良い時と失敗してはいけない時がある。今回は失敗してはいけない時であった。このケジメはお前自身がつけなければならぬ」


「分かっていますよ」


ジャスの顔に一切の曇りは無く、その赤い瞳は闇を打ち払う日差しのごとく燃えている。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


もし少しでも、面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、差支えなければブックマークや高評価、いいねを頂ければ幸いです。


毎日更新できるように頑張っていきます。


よろしければ、他の作品も読んでいただけると嬉しいです。


これからもどうぞよろしくお願いします。

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