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人魚姫メルジーナは今世こそ平和に結婚したい  作者: 丹空 舞
第二章

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53/93

ちょっと速いです


そんなこととはつゆ知らず、メルジーナはリアに手を引かれるようにして皇宮の長い廊下を歩いていた。埃ひとつない赤絨毯の上を、背の高い麗人は少し早足で進む。メルジーナは転ばないように懸命についていった。前世の記憶のせいなのか、陸上の運動能力はあまり高くない。


焦っているメルジーナに気付いて、リアが歩みを止めた。



「すみません。少し速かったですね」

「あ!いいえ、大丈夫です。私、あまり速く歩けなくて」

「失礼しました。一刻も早くあの場を離れないと、メルジーナ様の身が危うい気がしましたので」

「み?」

「いいえ、何でもありません。それに、お仕事の説明が途中でした。最も大切なお話がまだ」



リアはメルジーナに目を合わせた。



「メルジーナ様がお仕えするエルネスティーネ皇女(おうじょ)殿下についてです」








リアはメルジーナから手を離し、ゆっくり廊下を歩き始めた。








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― 新着の感想 ―
[一言] ねえ本当に本当に意味がわからない。 病弱で マナー知らずの 巷の噂で変わり者とある 伯爵令嬢を 自己推薦もなしに 皇女のお世話係??????? 何をとち狂った
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