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地に響く天の歌 〜この星に歌う喜びを〜  作者: 春日千夜
前書き(※本編ではありません)
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<設定資料> 物語舞台の解説および、注意書きやハピエンタグについて(世界のイメージ地図付き)

初の連載&長編作品です。

最終話までコツコツ書いていきます。

よろしくお願いいたします。


*読み飛ばして頂いても、本編ストーリーに問題ありません。


*2019年10月7日改稿。読みやすい形に書き直しました。

 ――惑星フォス。


 我々の知る宇宙とは違う、別の世界。いわゆる異世界であるが、残念ながら魔法は存在しない。神が実在することもなく、ステータスや魔獣、地球からの転生者も存在しない。

 その世界の数多に輝く星の中に、青く輝く美しいその星はある。


 西の大陸「アートル大陸」の北側に栄える「アマービレ王国」は、王族が支配する貴族制の国だ。その王国のとある伯爵領に、黒髪、黒目、黒い肌の「天の導き」と呼ばれる男の子ニースは生まれた。

 これは、歌の楽しさを知らない惑星フォスの人々に、ニースが歌う楽しさを伝える物語……。



 *当作品の舞台となる大陸と国の情報について、まとめておきます。全て本編に書いてある内容ですので、飛ばして頂いても構いません。



■世界の地理

 星の表面の七割は海。二割は緑豊かな大地。残り一割は大きな穴。

 惑星表面に空いている「大穴」を中心として、四つの大陸(ラソプノ、アートル、ルテノー、バトス)と一つの諸島 (トスカッター)がある。これとは別に、大穴の上空に浮島が浮いている。

 大陸同士の間には「大地の裂け目」と呼ばれる亀裂があり、その周囲と大穴の周りには山脈が連なっている。亀裂の一部は、海水が満ちて海峡になっていたり、砂で埋まって砂漠化している箇所もある。

 海水の一部は激流となって大穴へ流れ込んでいるが、不思議な事に水は無くならない。


●世界のイメージ地図( http://inkarnate.com/ で作成)

中央空白部が大穴です。


挿絵(By みてみん)


主人公ニースの故郷、アマービレ王国拡大図↓


挿絵(By みてみん)



■生態系

 人間は、いわゆる()()()。地球人と見かけは大差ないが、細かな部分で違いがある。

 星に暮らす動植物も、ほとんどが地球の生物と似たような姿形をしており、植生や生態も地球とよく似ている。

 エルフやドワーフ、天使、悪魔、妖精など、ファンタジー的な知的生物は空想上の概念であり、実在しない。



■世界の国家情勢

 人類は、大穴を避けるように四つの大陸と海に浮かぶ小さな島々で生活をしている。世界には、計八ヶ国が存在する。(主人公ニースが旅する順に紹介)


◆アマービレ王国

 位置:大穴の北西。アートル大陸北部

 首都の呼び名:王都

 国家元首:国王

 政治の実権:王家



◆スピリトーゾ皇国(こうこく)

 位置:大穴の北東。ルテノー大陸北部

 首都の呼び名:皇都(こうと)

 国家元首:(みかど)

 政治の実権:貴族議会



◆カランド聖皇国(せいこうこく)

 位置:大穴の東。ルテノー大陸南部

 首都の呼び名:聖地(せいち)エレオス

 国家元首:教皇

 政治の実権:教皇と枢機卿団



◆モレンド公国(こうこく)(旧モレンド王国)

 位置:大穴の南東。ルテノー大陸とバトス大陸の間を繋ぐ、リバン砂漠

 首都の呼び名:公都(こうと)

 国家元首:公爵

 政治の実権:カランド聖皇国とカルマート国の息がかかった貴族

 特記事項:元はモレンド王国だったが、カランド聖皇国との戦いに敗れ、王政が廃止となる。ニースたちが旅するのは、王政廃止直後のモレンド公国



◆カルマート国

 位置:大穴の南。バトス大陸全土

 首都の呼び名:首都

 国家元首:首相

 政治の実権:国会 (民主主義)



◆アパシオナート合衆国

 位置:大穴の南西。アートル大陸とバトス大陸の間となる海域に位置する、トスカッター諸島全域

 首都の呼び名:首都、州都

 国家元首:大統領

 政治の実権:連邦議会 (民主主義)



◆アニマート共和国

 位置:大穴の西。アートル大陸南部

 首都の呼び名:首都

 国家元首:大統領

 政治の実権:国会 (民主主義)



◆グラーヴェ帝国

 位置:大穴の北。ラソプノ大陸全土

 首都の呼び名:帝都

 国家元首:皇帝

 政治の実権:皇帝独裁



■生活環境、文化レベル

 国ごとに文化レベルは異なるが、全体的に中世後期ヨーロッパ〜産業革命期のような世界。

 しかし古代に高度文明社会があり、その恩恵である機械類が一部に残っている。そのため、身分や収入によって生活環境が違う。

 

・町並み:

 庶民の家には暖炉や食事を作るための竃があり、屋根には煙突がついているが、貴族の屋敷や大きな城などに煙突は見当たらない。

 大きな町には電灯のようなものが道沿いに立っているが、小さな町や貧しい国に街灯はない。

 町には水道が引かれている事が多いが、小さな村などは川や井戸を使って生活の水を得る。


・言語、娯楽:

 各国の言葉に違いはなく、惑星全体で単一言語。大陸ごとに多少の訛りはあるが、言葉が通じないほどではない。文字も同じく統一されている。

 人々の娯楽として、楽器での音楽演奏や、舞台での演劇鑑賞などがある。しかし、ミュージカルやオペラは存在しない。人々の生活の中に歌は存在しない。鼻歌すらない。

 人々にとって歌は、手の届かない特別な()()である。


・交通手段:

 車や飛行機などは町になく、交通の主な手段は馬車や馬。海に浮かぶ船の多くは帆船だが、一部はスクリューを回して進む。

 四大陸が特殊な地形のため、各国の主な流通手段は船である。


・気候、暦:

 昼は一つの太陽。夜は二つの月と無数の星が空に輝く。

 気候は地球と似ており、北半球と南半球で季節が真逆。四季のある場所、亜熱帯気候、砂漠気候など、国ごとに違う。

 暦は世界共通。時計は高級品のため、町の鐘で人々は時間を知る。

 なお、食事は一日三食が基本。食後にお茶を飲む文化が世界的にある。



■当作を楽しむためのポイント


・地の文、会話文共に、異世界現地の言葉を日本語に翻訳しているとお考えください。


・コミカライズや映像化を強く意識して書いており、あえて会話文を多め(全体平均、五割超え)にしています。三人称視点で書いておりますので、映画などを見る感覚で楽しんで頂ければ幸いです。


・より良い作品にするため、随時改稿を行なっていますが、内容に変化はありません。表現や描写を分かりやすく、読みやすくするための改稿となっています。


・作中に登場するキャラクターの言動は、作者の価値観や考え方を表しているわけではありません。また、作中の社会情勢は現実世界とは異なるものであり、全てフィクションです。


・各話毎に注意が必要な際は、前書きに書いています。主な語句の使い方は、以下の通りです。なお、全て年齢制限(十五歳以上)の範囲内で書くようにしています。


[センシティブ]差別や偏見、反社会的など、人によって不快感を感じる表現や描写が出てくる時

[過激]流血までいかないものの、暴力的な表現や描写。また、艶笑(えんしょう)(下ネタ)やキスなどの身体的接触がある時

[暴力的]戦闘行為や悪意ある行為の描写や表現があり、注意が必要な時

[残酷]流血、監禁、負傷などの描写がある時


・感想やご指摘、大歓迎です。また、誤字報告も受け付けておりますので、発見された際はお教え頂けると助かります。



■タグに記載のハッピーエンドについて

 当作はシリアスな展開が多く、主人公ニースも葛藤するシーンが多々あります。ですが、ニースのハッピーエンドはお約束致します。

 また、当作には多くのキャラクターたちがいます。彼らについて、ハッピーエンドになるかどうかの基準がありますので、後書き最下部に記載しておきます。

 ネタバレが嫌な方は、後書き下部は読まずにスキップしてください。




 次ページで目次を挟んで、三ページ目からプロローグのスタートとなります。完結までコツコツ書いていきますので、応援よろしくお願い致します。


■ハッピーエンドをお約束出来るキャラクターの条件について

 ネタバレ要素を含みますので、見たくない方はスキップして下さい。

 当作は、物語後半部に戦争パートがあります。

 不穏な流れが色々と出てきますが、両想いでカップリングが成立した名前のあるキャラクターについては、生存とハッピーエンドをお約束致します。

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