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気づいたら神になってた?転生記  作者: よし加工
第5章 最終決戦
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神々の強襲

疲れた・・・・・・・・・・・・・・・このシリアスいつまで続くの?

「・・・・本当に驚いた・・・お主は本当に神になって日が浅いのか・・・?」


創造神は倒れながらそう呟く・・・俺は肩で息をしながら、頷く・・・


俺自身も驚いている所だ・・・いくらこの空間が外の時間とは違うとはいえ、創造神に勝つまでの実力を持つとは思いもしなかった・・・


「・・・お主の成長スピードは目を見張るものがある・・・本来、宇宙が終わる程の年月を使い神は強くなっていくはずがお主のそれは、人間と魔族のハーフだった頃の成長スピード・・・いやそれすらも凌駕するスピードで成長しておる・・・能力の限界が無いようにな・・・恐らく、もう一度闘えば、我は完膚なきまでに負けるだろう・・・だが・・・・」


一度、創造神は言葉を止め、ため息を付いてこういった・・・


「絶対神にはどうあがいても勝てるまでは強くはなれないだろうな・・・」


そう言い切った・・


「はあ・・はあ・・・何故・・・そういい・・・きれる・・・」


俺は息が上がっている状態でそう尋ねる・・・・創造神は絶対神と最終的に対峙するはずだ・・・それなのに、何故そんな風に言う・・・それではまるで・・・・


「・・・簡単な事だ・・・絶対神の方が、我より強い・・・それこそ次元が違う程にな・・・」


その言葉に眩暈を覚える・・・絶対神を創造神が倒す・・・そんなシナリオで計画を立てていたはずだ・・・それでは、この戦始めから、勝ち目がなかったのでは・・・それじゃあ、今までのやっていた事は・・・


「安心せい・・・実力は完全に負けているのは百も承知じゃ・・・方法はある・・・」


「・・・本当か・・・?それでその方法とは・・・・?」


「・・・・・・・・・・」


「?どうした創造神?」


一度上を見上げ・・・溜息を付きながらも・・・神はこう言った・・・


「我を贄に絶対神を封印するつもりだ・・・」


―――――――――――――――――――――――――――――


我は絶対神の所に全力速で向かっていた・・・本当はロイドの意識だけでは無く、身体もきちんと神卸されるのを確認したかったが、そんな事をしている余裕はない・・・魔界での神卸・・・本来なら、神卸をした瞬間結界を張る予定が意識のみの神卸になってしまった・・・意識のみとは言え神卸は神卸・・・下手をすれば絶対神に我らの暗躍している者の正体・・・それ所か策自体バレる可能性すらある・・・


だから、神卸がきちんと成功したのを見届けた後では無く、ルジャが最初の神卸をした瞬間、急いで絶対神の封印部隊を編成しやってきたのだ・・・・とは言え、見張りが多い・・・だから・・・


「「「「「「ウオオオオオ!!!」」」」」」


全力での強襲・・・本来なら、時間をかけていきたいところだが、最悪策の失敗を考えなければいけない・・・・そうなれば、いつ・・・世界が壊れ、いつ我達の力が失われる解らない・・・だからこその攻撃だった・・・それに、この強襲でこちらの方に目が向けば、あちらも下手な事をする余裕すら無いはず・・・・


そして・・強行軍をして・・・絶対神の所まであと少しと言う場所で一人の臣下がこう言って来た・・・


「創造神様、ロイド、リイム・・・計2名神卸を成功させました・・・」


その言葉に安堵する・・・あやつら・・・やってくれたのだな・・これで、ロイドが結界を張ってくれれば・・敵の神は魔界を通し、我達の世界に介入できなくなる・・・これで・・・どうにか・・・・


だが、次の瞬間、その希望は粉々に砕け散る・・・・


(何だ・・・これは・・・?)


絶対神がいるとされている、場所からすざましい、エネルギーの放流を感じる・・・


「急ぐぞ・・・!!」


全員にそう指示を出し・・・急いであやつの場所に向かう・・・敵の数がどんどん増えてくるが、それに構わず、どんどん先に進む・・・


「創造神様・・・先に・・・」


「ここは我達に任せて・・・・」


その言葉に我は先に進む・・・本当は一緒に闘ってやりたい・・・・これだけの人数を相手に我の精鋭部隊とは言え、ただでは済まないだろう・・・だがこのエネルギーの流れ、ただではすまない・・・・急いでいかなければ、取り返しのつかない事が起きる・・・そう思ってしまう程の強大な力の放流・・・そして、その勘は当たってしまう・・・


我は臣下を犠牲にしながら・・・絶対神の居る場所にやって来た・・・・我1人で対峙するが、臆している場合では無い・・・行かなければ・・・・


そして、我の目に飛び込んだのは・・・誰もいない部屋と・・・もはや繋がっていない、魔界とのゲートの痕跡だった・・・・・

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