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気づいたら神になってた?転生記  作者: よし加工
第3章 異世界
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出航

シリアスは続くよ・・・・どこまでも・・・ごめんなさい!クラーケンの全長間違えてました!直します!!



後、ちょっと船が簡単に沈んじゃったので、後半変更・・・

結局、ダールに一発も当てられず、海賊達に見送られ・・・そのまま船は出航した・・・ダール・・・あいつ・・・変態の癖に強すぎる・・・・


そのまま船で魔界に向かっているのだが、この船かなり速い!!今まで、船に乗った事が無いが、それでもこの船が異常な速さを出しているのを実感している・・・何で・・・・


「フハハハハ!!彼女の改造はすごいからな!!本当なら耐久性と船の操作精度を上げ!大砲以外に船だけで魔法で攻撃出来る様にする予定だったらしいが!時間が無くて出来なかったらしいがな!!」


・・・・・・・船が魔法攻撃?待って意味が解らないんだけど・・・もしかして、見た目以上に魔改造されている?この船?


「それに安心しろ!!この船には隠蔽魔法をジュルが掛け続けているから!早々魔物にも見つからん!!」


ジュルが船で大きな魔法陣で船を囲っていたのって隠蔽魔法だったんだね・・・・


「・・・・・ジュルが凄いって事は解ったけど・・・ダールは?!何をしているの?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・我は船の見回り・・・・」


「いや隠蔽魔法でジュルが船を隠しているからいらないんじゃない?」


僕はここぞとばかりに言い募る・・・剣が当たらないならせめて言葉で反撃を!・・・ものすごく情けないけど・・・・


「ねえ・・・・ジュルと同じ神様なんでしょう?何で何もしないの?」


「そう言うな・・・ダールは神の力を抑えて行動する事が苦手なのだ・・・というより、行動されたら、魔族に検知される可能性があるから、動かないで欲しい・・・」


「グハ・・・・」


ジュルの言葉にダールは血を吐く・・・えっ本物?


「だから余計な事はせず・・・寝ておれ・・・役立たず!」


「ガハ・・・・」


ええ・・・さっきより多く血を吐いたよ・・・ジュルも言いたいこと言ったら作業に戻っちゃったし・・・どうすんのこれ?!


結局、ダールを吐いた血を拭いている内に本人は何にも無かったかのように復活・・・拭いている時にあのテンションで話しかけられ・・・『お前の吐いた血を掃除しているんだよ!!邪魔すんな!!』とイライラが頂点に達し・・・剣を当てようと振りかざしたのだが、ダールには全て避けられ・・・僕のイライラは募るのであった・・・


――――――――――――――――――――――――


「大丈夫ですか?ジュル様!!」


「ああ・・・何とか・・・・」


「頑張ってください!!」


今私達は・・・魔界の境界が現れた大陸の近くまで来ていた・・・だが、そこに近くになるにつれ・・・隠蔽魔法の効きが弱くなり、天候も荒れ・・・魔物の数も多くなっていた・・・


しかも、半月不眠不休で頑張っていた・・・ジュルの体調も悪くなり・・・隠蔽魔法を維持する魔力まで無くなって来ていた・・・タダでさえ、船一隻丸ごと隠蔽魔法をかけるのに魔力は大量に使うのに、この辺りに何か魔法の効きが弱くなる結界が張られている所為か魔法の効きが弱くなっている為、それを補完する為にまた、大量の魔力を使う・・・悪循環だった・・・ルウェールとナールもジュルに魔力を渡して・・・何とか隠蔽魔法を維持しているが・・・それすらも限界が近づいていた・・・ナールも元お姫様とは思えない必死な表情で魔力をジュルに渡している・・・


「あっ・・・」


それは・・・本当に一瞬だった・・・船に囲っている魔法陣が一瞬ぶれた・・・次の瞬間、今まで素通りをしていた・・・魔物達がこちらに向かってやってくる・・・


「ばれた!全員戦闘準備だ!!」


ダールが叫ぶ・・・普段の様にふざけている様子は無く・・・真剣な表情でそう言う・・・


ルウェールとルザー・・・ナールとヴァエ4人が全員で海の魔物に挑む・・・ジュルはもう、魔力を使い切ったのか・・完全に動けなくなっていた・・・代わりにダールが4人に神の力を渡す・・・・


「僕も・・・・」


「ルジャは隠れて居ろ!!俺達が絶対お前を連れて行く!!」


そう・・・ルザーは言う・・・何が勇者だ・・・やっぱり・・・ぼ・・・私はあれから何も・・・・


そんな事を考えている内に巨大な魔物が現れた・・・確か・・・あれはクラーケン・・・だけど・・・あの大きさ・・・50mを遙かに超えて・・・


次の瞬間、船に触手が振り下ろされる・・・


ドーン


凄まじい衝撃を船が襲う・・・だが、何とか、船はその衝撃に耐える・・・これなら・・いけるのでは・・・そんな思いが頭の中に浮かぶ・・・だが・・・次の瞬間・・・・


ザバーン・・・・・10体以上・・・もっとか・・・とにかく目の前に覆いつくす程の大型のクラーケンが大量に現れた・・・しかも、一体それ以上規格外の大きさのクラーケンがいる・・・・余りにも大きすぎて・・・見上げても頭が見えない程だ・・・


それらが・・・大量に触手で攻撃をする・・・


ビキ・・・・


変な音がする・・このままじゃ・・・・そんな事を考えている内に、規格外の大きさのクラーケンの触手もこちらの船に攻撃しようと振りかぶっていた・・


「何かにつかまれ!!」


そう、ダールが叫ぶのが聞こえた・・・・・次の瞬間・・・


バリーン!!


何かが割れる音と共に・・・すごい衝撃を受け・・・僕は船から海に放り出される・・・


「ルジャ!!」


海に落ちる寸前に前に聞いた声はルザーが私の事を呼ぶ声だった・・・

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