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気づいたら神になってた?転生記  作者: よし加工
第1章 異世界転生
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2人の師匠

よっし、四話目

ジェニーから魔法の基礎を教えてもらって数か月、俺は魔力増加の為、体に魔力を循環させたり、魔力構築の為の理論やこの世界の言葉を学んだりした。


この魔力構築の理論だがなかなか興味深かった。


まず、呪文の詠唱や杖は呪文を使う上で補助の役割をしており、使うと威力や精度、魔力効率が上がったりする。


次に、ルーンというものもあり、これは、補助の役割を詠唱の代わりにルーン(紋章)を描くことで補うものである。


簡単に言うと威力をあげながら、魔力を使わないようにするのは詠唱、杖、ルーンの3つを使えばいいらしい。


因みに母親のハールは精霊魔法というものを教えようとしたらしいが俺には出来なかった(何でかは知らん)。


因みに父親のバイド(名前覚えるの大変だった)にも会ってみたが見た目、雰囲気もすんごい威圧があって、精神年齢18歳ながらちびりそうになりました(因みに髪は日本人と同じ黒です)。


そして、そんな日常を繰り返して俺は魔法を覚えた、全部初級だけど、だけど、俺は風魔法と重力魔法を組み合わせで空を飛べるようになっていた。


まだ、普通に走るのには不便な体だが(いや、生まれて数か月で動けるようになるこの体の方がおかしくね?)、この空を飛ぶ魔法を使うことにより結構自由に動けるようになった。


まあ、外には出るなと言われているが、この家自体がものすごく大きいので家の中を探索するだけでも結構楽しんでいる。


そんな風に空を飛んでいると、外で大勢の人がいろんな訓練をしている場所に出た。


本当は赤ん坊である俺が外に出てはいけないんだろうけど好奇心に負けて出てしまった。


皆が訓練している様子を遠くから眺めていると・・・


「何で子供がいる?」


と誰かの声が聞こえた。


声が聞こえた方を見ると、剣を刺した爬虫類を人間にしたような人が立っていた。


これってもしかして・・・


(竜人ってやつ?)


そんな事を考えていると・・・


「お前どこから入った?親は?」


何か喋っているらしいが、まだ、俺自身うまく言葉を覚えていないため、途切れ途切れにしか言葉がわからない(書かれている台詞は全部翻訳されています、ロイドが解らないだけです)。


(えっと、親っていった?)


「親、バイト、ハール」


俺が片言の言葉でそういうと竜人?は驚いた顔をした。やっぱりこの年齢で喋るのって可笑しいと思われているんだろうなあ・・・そんな事を考えていると、


「バイト様、ハール様」


という声が聞こえたえっと、この様(異世界語です)って確か敬称だったはず・・・


この竜人?は俺の親の名前の方に驚いていたのか・・・


どんな関係所為か解らないけれど・・・この感じ、親ってこの竜人?の人より上の立場の人では無いのか・・・だったら・・・もしかしてこれ、お願いするのに使えるのではないか?


そう思った俺は、異世界転生をして、兼ねてからずっとやりたかった事をお願いする事にした・・・それは・・・


「剣、教えて」


そう!異世界と言えば!剣!魔法しかジェニーしか習っていなかったが、もうそろそろ剣にも触れてみたい!その一心でお願いをした・・・


だが、竜人は俺がお願いしても・・・困った顔をしてこちらを見てくるだけであった・・・


・・・やっぱり赤ん坊の身体でお願いするのは無理があったか・・・


いや!まだだ!だったら!赤ん坊しか出来ない必殺技を使えばいい!俺は最終手段に打って出た!


「教えて!教えて!!教えてーーー!!!」


駄々っ子モードである・・・!!


精神年齢18だけど、肉体は赤ん坊だから問題ないよね(震)?


俺が駄々をこねて地面で手足をじたばたしていると(俺何やっているんだろう・・・)竜人はため息をつきながらその場から離れていった・・・


(やばい!やり過ぎたか?!)


そんな俺の心配をよそに、竜人はすぐに戻って来た・・・大きな剣を持って・・・


そして、竜人は剣をおもむろに俺の前の地面に突き刺した。


「だったら、これを振ってみろ、そして駄目ならあきらめろ」


何か言っているみたいだけどこれって、この剣を振ってみろってことか?


・・・この剣俺より大きいんだけど、


「因みに魔法は使うな」


今魔法って言ったよな・・・


えっと・・・話の流れ的に魔法を使わずにやれってことか、そうだよな、剣の修行なのに魔法を使っちゃ駄目だよな、って・・・


(はーーー??)


いきなり何を要求してくる訳?俺赤ん坊なんだけど!!


スライムにいきなりボスを倒せという位無謀だろ!!


そんな事を考えていると、竜人の目があった・・・


その目は『赤ん坊のお前には不可能だ』と言っている様だった・・・


(絶対これ無理難題を言って諦めそうという魂胆だよな・・・そう考えたら腹が立ってきた)


絶対振ってやる!!そう考え、剣の柄に手を掛ける・・・その前に抜かないと・・・地面に刺さっているんだし・・・


・・・俺は剣に体重を掛けながら、何とか抜いた・・・何だこの重さ・・・抜いたというより、重力で棒倒しの要領で倒したというのが正しいぞ・・・この剣をこっから持ち上げるのか・・・無理じゃね・・・?


もう一度竜人を見る、『ほら無理だろ?』という目が見えた。


・・・・何だよ・・・そんなに諦めさせたいのか?だけどな、人間・・・無理だと言われたら余計に成し遂げてやると言う気持ちになるんだぜ・・・?


・・・・やってやる・・・


(やってやるぞーーー!!!)


俺はそう!心の中で叫ぶと剣の柄を持ち上にあげようとした!もちろんびくともしないけど、関係ない!!


俺は全身の筋肉に思いっきり力を入れた!!!


(次の日なんて考えねえーーーー!!!)


俺は更に小さな手に力を込めた・・・!すると剣が少し持ち上がった!!そしてそのまま・・・


(おっらーーー!!!)


剣を上に持ち上げて・・・そのまま俺は後ろに倒れこんだ・・・


いや、あの重さの剣を持ったまま維持なんて無理だろ・・・


そんな事を考えて竜人を見ると驚いていた。


竜人は少しぼけっとしてようだが、すぐに正気に戻ったそして、さっき後ろに倒れた時に落としてしまった剣を持っていこうとした。


ってちょっと待って!もう試験をしてくれないの!!試験不合格なの!!俺は剣を教えてもらえないのか!!


「一回、一回!」


もう一回、もう一回やらせて、片言で竜人に訴えかけるのだが、俺の訴えを無視して竜人は、剣を持って行ってしまった。


俺はその様子をしばらく呆然としていた・・・


やがて俺はやる事がなくなったのでしょうがなく他の人の訓練を見ていた。


はあ・・・剣覚えたかったなあ・・・


消沈しながら、訓練を見ていると・・・


「まだ、居たか」


先程の竜人の声が聞こえた。


(えっ?戻って来た?!)


俺が振り向くとさっきの竜人が今度は小さな木刀を持って後ろに立っていた。


「バイド様に許可をもらった、さっそく訓練をするぞ、ただ、ほとんど実戦形式だから、後悔するなよ」


そういいながら、木刀を渡してきた言葉が速くて余り意味が解らなかったけど、これって・・・剣を教えてくれるって事だよね・・・


(よっしゃーーーー!!!)


俺は心の中で雄たけびをあげた!これでようやく剣を覚えることが出来る!!その事に俺は舞い上がった・・・・


だが・・・しかしその後すぐ俺は、その過酷な訓練に後悔をするのであった・・・


なにこれ・・・赤ん坊にやる訓練方法じゃ無いんじゃねえ・・・・


ジェニーにその後教えてもらったが、俺が教えてもらっている竜人はグバンダというらしい、とは言え本人からは師匠と呼べと言われているので、グバンダ師匠と呼んでいる。


因みに訓練は数百回素振りをやった後、いきなり実戦をしています。


グバンダ師匠も木刀だけど・・・俺・・・赤ん坊の身体なんだけど・・・それでいきなり実践する?!!!


・・・俺はボロボロになりながら・・・訓練の後回復魔法を使う。


覚えててよかった初級回復魔法・・・これがなかったら、訓練の後、絶対動けなかった・・・


グバンダ師匠には剣術の他に闘気というものを教えてもらった。


何でもこの闘気とは、身体能力が上げたり、身体の傷を魔法を使わずとも回復するらしい。


しかも!魔法による身体の強化と重複が可能!!


因みにグバンダ師匠の教え方は・・・気合で覚えろと言って来た・・・どうやって覚えろと!!まあ!師匠のやり方を見て覚えたけど!!絶対他の人覚えられないだろう!!!


まあ、お陰様で、剣術はバリバリと成長していった・・・魔法もジェニー更に教えてもらい・・・俺の年齢が2歳になる程月日が流れた。

やべ、22日に投稿しようとしてたはずが間違えた。まあ、いいか。

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