ロイド首都に着く
今日予定以外の事を書いたので、二つ投稿します。
父上から呼び出されて、学園に入る様に言われ・・・早2か月後・・・
俺は首都カーンにやってきた。
家からここまで走ってきたけど・・・ジャニーから地図をもらってて良かった!迷わずに来れた!!
このジェニーからもらった地図!何とス〇ート〇ォンの地図アプリみたいに、自分の位置が魔法で青い〇で表示されるのだ!
地図があっても俺・・・・何度も道にそれそうになったのだが・・・そのおかげで違う所を走っていた時、すぐに気づくことが出来、容易に修正が出来たのだ!!
本当にこの地図が無かったら、こんなにすんなりこれなかった思う・・・ジェニーに感謝だ!!
だが、本当に早く着いたな・・・父上からは本当は馬車で1、2日とか言われてたんだが、結局1、2時間で着いたからなあ・・・
多分、父上が俺を遅刻しないように嘘を言って早めに行かせたんだろけど・・・いくら何でも速すぎないか?まだ試験の前日だぞ!!
野営する為の道具・・・無駄になったな・・・取り合えず、宿屋を探そう・・・街に着いたのなら!宿に泊まるのが一番だしな!!
まあ、この街始めて来たから、ほとんど道が解らないけど・・・まだ、昼前だし、探す時間は十分ある大丈夫だろう!!
そう思っていた時期が自分にもありました・・・
やばい、道に迷った、ここはどこだ!!完全に道に迷ってしまった!!さらにうろうろしていると、時間だけが無情に過ぎていき・・・周りが更に暗くなっていく・・・
・・・だって・・・ジェニーから貰った地図に記されている目的地にの印・・・学園の位置しか解らないだ・・・これじゃあ、宿屋所か、どんなお店があるのかさえ解らない・・・
俺が宿屋が見つからず、途方に暮れていると・・・何だか言い争ってる声が聞こえた・・・
えっ?何だなんだ?俺が声の方に顔を向けると、女性と男性が何故か言い争っていた・・・
「・・・だから!一緒に行きたくないって言ってるでしょう!!!」
「何だとこの女!!人が下手に出てればいいことに!!!」
何だ、何があった?
何だか凄い大声で言い争っているがどうしたのだろうか?・・・
・・・そう言えば、言い争っている男性・・・体中から茶色毛が生えているが、獣人だよな・・・
獣人って確か力が強いんだよな・・・しかも体格が大きいみたいだし・・・女性の方は大丈夫だろうか?
そう思っていると、男の方が拳を振り上げた・・・
(やべ!)
俺はそう思った瞬間とっさに男に対し魔法を放った・・・
一応、理由が解らないので相手に傷を付けない様、牽制の為に魔法を放った・・・
本当に最小・・・最極小で魔法を放った・・・だが、その魔法を放った瞬間・・・男性は壁にめり込んでいた・・・
(あっ、やば!)
俺は、慌ててその場に走っていった。最極小で魔法を放ったはずなのに!!何でこうなるの!!そよ風程度しか出していないよな!!
俺は急いで男に回復魔法を使い、何とか、息がある事を確認した・・・良かった・・・俺が安堵していると・・・先程、男性と言い争っていた・・・狐耳を持った女性が目を見開いていた・・・
「えっへっ?」
驚いた女性の声が聞こえた・・・やばい男性の方が気掛かりで完全に放置してた!
俺は慌てて声をかける・・・
「大丈夫ですか?」
「あっはい・・・子供?・・・さっきの男の人は・・・・」
「えっと」
そう言われて、どう答えようか迷った・・・男の人は・・・完全に伸びているな・・・・取り合えず、男性が居る方向に指を指す・・・・
「えっ・・・何で気絶しているの?・・・」
その言葉にどう答えようか迷ってしまう俺・・・どう答えようか・・・軽く魔法を放ったら気絶しちゃいました!てへっ・・・こんなので誤魔化せる訳が無いしなあ・・・俺が困っていると・・・
「・・・というより、何でこんな所に子供が居るの?」
向こうから話題を変えて来た・・・取り合えず、聞いてみようかな・・・宿屋見つからないと、このままだと野宿だし・・・
「宿屋を探して迷ってました」
とりあえず、簡潔に今の現状を話した・・・この街の人なら、宿屋の場所くらい知っているはず!その望むを託してそう言った・・・
「宿屋?」
「ええ、道に迷って宿屋を探していて・・・そうしたら何だか騒がしい声が・・・」
事の顛末をどうにか誤魔化して言おうとしたら・・・何だか、周りが騒がしくなってきた・・・・
「どけどけ!何があった!!」
あっ兵士さんが来た!!やべ!!このままだと傷害罪で捕まっちゃう!!
そんな事を思っていると先程の女性に手を引っ張られた・・・ってえっ!!?
「兵士さんにさっきの出来事話さなくていいの?」
先程の出来事話をしないでそのまま逃げる女性に話しかける・・・いや!俺としては助かるけど!!このまま逃げていいの!!
「めんどいから、ああいった時は抜け出すのに限るの!!」
そう言われてそのまま連れ出されてきた・・・いや本当に大丈夫なのだろうか・・・
結局俺はそのまま・・・大通りにまで連れ出された・・・・すると女性が俺の方を向いてきて・・・
「あんた宿屋探しているんだって?」
と聞いてきた・・・
「ええ」
「子供が一人でどうしてだい」
そう言われましても・・・本当の事を言った方が良いよな・・・子供の身体だから・・・信じてもらえないかもしれないけれど・・・
「はあ、学園で試験を受けに来ました」
「学園の試験?あそこは今の時期、試験をしていないはずだけど・・・」
はっ?それってどういう意味だ?!父上は明日試験があるって聞いていたんだが!!
俺が考え込んでいると・・・
「まあいいやとりあえず家に行こう、家が宿屋だしさ」
そう言って来た・・・ってえ家が宿屋・・・家が宿屋って言った?!
「えっ!本当ですかやった!!やっと見つけた!!!」
俺は嬉しさのあまり周りを気にせず大声を出していた。いやー、本当に良かったよ・・・このままだと、野宿する羽目になる所だった・・・
まあ一応野宿する為の道具は持っていたが・・・やっぱりベッドで寝たいしね・・・その日の夜はぐっすりと眠ることが出来た・・・
やべ、出すつもりじゃなかったフェンさん出しちゃった・・・。まあいっか