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無名の詩  作者: につき()
12/16

なくなったひとの詩/

末尾推敲

空は晴れていた→空を見ている

なくなったひとの詩を読んでいる

なにかが近づいてくる

よるがかさりと音をたて

まどのそとへ出ていった


きんぎょは全部骨も残さず喰われてしまった

みずくさばかりが青々としている

つめたいみずが閉じ込められている


木々が葉をつけたままで枯れている

みんなその身の内に

それを持ってしまったから

いくら暖めてもどうしようもない


凍えの風がまたやって来る

北のあたりからの風に吹かれたら

みんな黙って寒そうにして

雲ばかりの空を見ている

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