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無名の詩  作者: につき()
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ナッツの皮/

邪と慕情とが相剋するとき、立ち現れる言葉の列を。きっとそれぞれにとってのそれぞれの詩を。諦めきれなくて駅構内の雑踏にどうしようもなくなった夜の月は朧。風は冷たく過ぎるだけ。固さは掴え易く柔きは難し。それなら光は。闇は。色さえ凍る寒い夜は寂し。煌めきの踊る朝は静か。夢は光のなかで取り澄ました顔で。そうして凡てが語りかけるだろう。不安を。憧憬を。そうして踏みつけにされた今日を。時計の功罪を問え。かつてのひとときは今のそれより甘いか。わたしたちは今の一瞬に縛り付けられているか。解き放たれ無防備になることへの畏れを問え。

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