表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『羽川こりゅう作品集』

『羽川こりゅう作品集』4.「娘からのプレゼント」

作者: 羽川こりゅう

(問題編)


ある有名な音楽家は幼い娘の指使いを見て、「この子は一流のピアニストになる」と言いました。それから十年後、彼女は世界的に有名なピアニストになりました。ある日、彼女は父に、演奏のプレゼントをしました。彼女の演奏を聞いた父はいたく感動し、「君の演奏を初めて聞いたが素晴らしい」と言いました。


さて、これはどういうことでしょうか。











↓↓↓解答編は下にあります。











(解答編)


彼女の父親は、有名な音楽家でした。しかし、ある日、交通事故で耳を悪くしてしまい、音が聞こえなくなってしまいました。


彼はいたく嘆き悲しみ、自暴自棄な日々を過ごします。そんな時、幼い娘が、父親の真似をして、ピアノを弾こうとします。最初は、その姿を見て、「俺をバカにしているのか」と怒ってしまうのですが、よくよく彼女の指使いを見たとき、「ああ、この子はきっと天才的なピアニストになる」と思ったのでした。


それから、彼は、娘にピアノの弾き方を教え、十年後に彼女は世界的に有名なピアニストになりました。


そんな折、耳の聞こえないひとが、音の聞こえるようになる医療道具が開発され、彼は多少ですが、音を十年越しに聞くことができるようになりました。そのことをお祝いして、彼女は、ある日、父親に演奏のプレゼントをします。


娘の演奏を聞いた父親は泣いて喜び、「演奏を初めて聞いたが、素晴らしい」と娘を褒め称えたのでした。



※Twitter上で公開しました。

※解答編は未公開です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ