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その伯爵令嬢、〝替え玉〟につき ~替え玉のわたし(妹)が侯爵に溺愛されるなんてあり得ません  作者: とんこつ毬藻
Ⅰ.替え玉開始編~Scene Dias

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29/40

第29話 ここまでのキャラクター紹介&お知らせ

 ここまで作品をお読みいただきありがとうございます。

 正体を明かせないじれったさと、このままもう溺愛まっしぐらじゃない? という観ていてドキドキが止まらない作品に思っていただけていたなら幸いです。


 2025年秋、秋田書店様のヤンチャンWeb、どこでもヤングチャンピオン(電子版)で連載開始、コミカライズも進行中でして、ちょうど先日連載開始日情報解禁となりました。ヤンチャンWebにて11/3(月・祝)より連載開始となります。楽しみにしていて下さいね。


 ちょうど最初の章にあたる~替え玉開始編~が終了となりましたので、キャラクター紹介を以下載せておきますね。本編は、今までのシーンを侍女ネンネ視点でお届けする特別話を数話挟みまして、次章にあたる~南の領主編~がスタートとなります。週一ペースでの更新頻度となっていくかと思いますが、引き続き原作本編も楽しんでいただけたなら幸いです。


◆その伯爵令嬢、〝替え玉〟につき キャラクター紹介<ディアス編>◆


① 名前:アリーシェ・ゴルドー/ゴルドー伯爵家次女/本作主人公/17歳

 特徴:整っていない短髪銀髪に淡翠色(エメラルドグリーン)の瞳/一人称 わたし


 本作主人公、無自覚ヒロイン。実の母親の記憶はほぼなく、人から愛された記憶がない。継母・血の繋がって居ない姉、兄から虐待を受け、家畜や奴隷扱いの地獄のような生活を送っていた。

 ある日、〝変わり者の英雄〟とされる侯爵より求婚を受けた姉の代わりに〝替え玉〟として姉ローズに扮し、潜入する事となる本作主人公。これが彼女の運命を変える事になるとは、冒頭の彼女は知る由もなかった訳で。


アリーシェの愛されポイント/

 自身が虐められていた経験から、身分分け隔てなく接することの出来る優しさを持つ。そして、愛される事に慣れていないため、侯爵から迫られる度にドキドキが止まらない。

 動物や子供も好き。子爵家の推し牛(モモ、ミルキー)のお世話は率先してやっている ←

「モモ~、ミルキ~、もう少しで終わるからね~。終わったらい~っぱいご飯あげるから、待っててね~」


 外の世界に憧れがあったため、本が好き。文字は侍女がこっそり教えてくれていた。今まで豪華な食事や甘い物も碌に食べる事が出来なかったため、美味しいものを見ると無意識に涎が出てしまう。


「他人の眼差しなんて気にする必要はありませんわ。わたくしにとっては、大勢の他人より、目の前のソルファ様が大切ですもの」

 → 無自覚愛されヒロイン。アリーシェを今後も見守っていただけると幸いです。



② 名前:ソルファ・グランディア/グランディア侯爵家の長男/本作ヒーロー/25歳

 特徴:艶やかな黒髪に蒼い切れ長の瞳。/一人称 オレ


 かつての戦争により、領地を平定し、名声を轟かせている一方、戦闘狂・女嫌いなどの噂があり、〝変わり者の英雄〟の異名を持つが、本人は特に気にしていない。(女嫌いは侯爵家をよく思ってない貴族が流した噂) 

 社交界へ出向いた際、たまたま子爵家の牛 (モモ、ミルキー)の世話をしていたアリーシェを目撃。ゴルドー伯爵家の娘=姉ローズと勘違いし、ローズへ求婚の手紙を送る。替え玉で来たアリーシェに驚くも、彼女の真っ直ぐで純粋な姿にやがて惹かれていく。


「オレは君を愛する努力をしようと思う」

「ローズ、君が今、そうしてくれたように、君とちゃんと向き合おう」


→ソルファ様がいつか、ローズの名ではなく、アリーシェの名前で彼女を呼ぶ日は来るのでしょうか?

 今後の二人も見守っていただけると幸いです。



③ 名前:ローズ・ゴルドー/ゴルドー伯爵家長女/本作ヒール役/20歳

 特徴:ウエイブのかかった美しい金髪、蒼い瞳。/一人称 わたくし

 口癖「そんなのありえませんわ」。ドレスは日替わりで違う色。胸元の開いたワインレッドのドレスが好み。

 傲慢、自分が一番。アリーシェを家畜にしか見ていない。


 侯爵からの求婚に猛反対し、仮病を理由に修道院へ逃げ込むも、実際のイケメンのソルファ侯爵の姿を見て、病気が治ったと途中からアリーシェを追い出そうと画策する。

 そんな彼女も実母キャサリーナには頭が上がらない様子を見せた一面も。母から言われた身体を柔らかくするウサギポーズとカエルポーズは毎日欠かさずやっている。


 → 南の領主編ではいよいよ自身の姿へ扮したアリーシェと邂逅の予感。この先、どんな展開になるのか、お楽しみにです。



④名前:ネンネ/ゴルドー伯爵家 アリーシェ専属侍女

 かつてアリーシェの実母に仕えていた侍女で、他侍女がキャサリーナやローズへ仕える中、唯一アリーシェの味方をしてくれる人物。黒髪ショートボブ。家事全般、なんでもできる。ローズへの変装も、メイクもネンネが担当しているため、今回の作戦には彼女は必須な訳で。


→ずっと傍でアリーシェを見守ってくれているネンネが温かいですよね。この後、閑章ではネンネの意外な視点が見られるかもですので、そちらもお楽しみにです。



⑤名前:スミス/グランディア侯爵家・モノクル姿の執事

 スーパーお爺ちゃん。だいたい何でも出来る。ソルファの祖父である先代侯爵家当主が存命の頃から侯爵家に仕えていた超有能執事で、スミスに聞けば、侯爵家の事も、ディアス領の事も、国の歴史も何でも知っており、〝歩くディアスの生き字引〟とも言われている。


 ソルファの事を坊ちゃんと呼んでるあたり、彼との歴史も感じますよね。



⑥名前:バルサーミ・ゴルドー/ゴルドー伯爵家長男/23歳

 ゴルドー家後継ぎ。ルモリーア王国・王宮騎士団に所属も騎士団長のミルア、アリーシェの婚約者となるソルファには遠く及ばない。チャラい。自分より強く、普段から冷淡で愛想がないソルファをよく思っていない。騎士団公務では、ソルファへざまぁされたものの、それなりの実力はあるようで、ミルア騎士団長も彼の性格や行動原理を把握した上でうまく彼を転がしている感が窺える。


 THE悪役なバルサーミの今後の動向にも注目です。


⑦名前:ジウ・ソフィ

 グランディア家の密偵で、黒い外套に身を包み、裏の仕事を任される人物。闇の調査や陰からの護衛、時には危険な任務も熟す。ソルファへ絶対的忠誠を誓っている。

 

→謎に包まれた人物ですが、その実力とは? 今後の活躍にも期待。



⑧名前:ニコラス・グランディア/グランディア侯爵家現当主/47歳

 グランディア侯爵家当主であり、ソルファの父親。妻はソルファが幼い頃亡くなっている。ルモーリア王国西、ディアス領の領主であり、王国の農作物・畜産物需要の大半を占める巨大なディアス大農園を所有している。その手腕で外交などの交渉術に長け、王宮からも一目置かれているが、実は、息子を溺愛しており、その溺愛は婚約者候補として連れて来たローズ (中身アリーシェ)にも多大な影響を及ぼす事に。


「私の事は、お父様と呼びなさい」

「えっと……お父様?」

「そう! もう一度!」

「お父様」

「うおおおおおお~~ローズ嬢ぉおおおおお」

「え? えええええ?」


 英雄の父、号泣……ぇえ。(注:本当は凄い人です)



⑨名前:グランデ・ゴルドー/ゴルドー伯爵家現当主/44歳 

 アリーシェの実父。ルモーリア王国、王宮直轄のモーリア領に住む。主人公アリーシェはグランデととある女性との子。富=お金と女性が大好き。ローズからはアゴ髭扱いされている。


⑩ブランチ・アルマーニュ伯爵/アルマーニュ伯爵家・ディアス大農園農場主/31歳

 ディアス領南西、小高い丘に位置するディアス大農園の農場主を務め、グランディア侯爵より、大農場の経営を任されている人物。


⑪ロジータ婦人/ロジータ・アルマーニュ/アルマーニュ伯爵の妻/29歳

 蒲公英色の髪を三つ編みにした明るく若々しい婦人。胸元は白地に黒、スカート部分は若草色のディアスの農家に伝わる民族衣装を身に着けており、農場、畜産場、牧場と多岐に渡る大農場の現場での運営を任されている。


⑫リンダちゃん/8歳

 アルマーニュ伯爵家の一人娘。オレンジが映える金盞花(カレンデュラ)色をポニーテールに纏めている可愛らしい女の子。小麦色の肌は日々牧場でのお世話を手伝っている証拠。牛と会話出来るアリーシェ(ローズへ変装した)と打ち解け、ローズお姉さまと呼ぶように。アリーシェと誘拐事件に巻き込まれたが、ソルファ達による救出劇に無事難を逃れた。


⑬キャサリーナ・ゴルドー/ゴルドー伯爵の妻/47歳

 ゴルドー家長男バルサーミと長女ローズの実母。バルサーミ、ローズと共に血の繋がっていないアリーシェを虐げていた張本人。お金、ドレスや着飾るものが大好き。金色に輝く髪を揺らし、宝石をこれでもかと散りばめ、東国より仕入れた扇子を手に歩く姿はまさに〝歩く絢爛豪華〟。


「ええ、ええ。分かっているわ。ワタクシの大切な娘はあなた一人ですもの。今は辛抱のとき。もうすぐ社交界の季節がやって来る。その時までにはちゃんとあなたをこの鳥籠から出してあげるわ」


→このまま彼女が黙っている訳がないと思わせる登場シーンは圧巻でした。THE悪役の風格を感じる彼女の今後の動きにも注目です。



⑭ミルア・オクターヴ/ミルア騎士団長/35歳

 ルモーリア王国を支える王宮騎士団、現騎士団長。艶やかな銀髪と榛色(はしばみいろ)の大きな瞳が特長。肩のところに剣と鷹をあしらった騎士団の腕章のついた隊服を身に着けており、部下からの信頼も厚く、その洞察力と統率力、騎士としての圧倒的な強さで騎士団を率いている。


「ハハッ、それも興味深いね」


→ソルファとミルア騎士団長が一瞬剣を交えたシーンで実力は窺えたと思います。騎士団長が本気(・・)を出す時は果たしてあるのでしょうか? ソルファとの関係性にも注目ですね。



<その他キャラクター>

 ~姉ローズサイド~

★キャサリン&ブルーノ 

 キャサリンは、キャサリーナへ命じられて仕方なくローズのお世話をするようになった子です。文句を言いながらもローズの修道院行きに同行している時点で、他のメイドより一目置かれているのでしょう。

 そして、ブルーノ。ネンネ視点で危険だと判断されていましたが、お嬢様のためなら他人を貶めてもという行動原理がちらついており、ローズが動く南の領主編では、今後の変装中アリーシェの動きにも絡んで来そうな予感がしますね。


★マザー・イースター

 東の果ての(イースター)修道院のシスター長を務める修道女。身分や年齢、立場など関係なく、修道院へ来た子達をシスターとしてお世話し、育てている。元々は北にある聖都ノクスの大聖堂に務めていた経歴あり。


★ウルル

 煉瓦色の髪をした修道院の修道女。お嬢様っぽいローズの事が気になり、憧れの相手を見るような瞳で話し掛ける気さくな子。


★シンシン

 王宮騎士団ディアス部隊所属。黒髪の若手ルーキーで、ソルファ様やミルア騎士団長の事を尊敬している青年。アリーシェが騎士団を訪れた際、案内役を務めた。



~バルサーミの部下~

★ネスミン・カスミン・コスモ

 長身ネスミン、ぽっちゃりカスミン、小柄なコスモのバルサーミ取り巻き三人衆で覚えて下さい。

いや、覚えなくてもいいですね。



番外編 ~アリーシェの推し牛~

★モモ、ミルキー

 ゴルドー家に仕える子爵家が飼っている牝牛で言わずと知れたアリーシェの推し牛。ソルファ様とアリーシェを繋いだ奇跡の牛(ミラクルカウ)。つまりは恋のキューピットですね(何!? 


★エリザベス 

 特徴的な白と黒の斑模様。円らな瞳と顎のライン。引き締まった肢体。アリーシェが新たな推し牛として認めたディアス牧場の乳牛。モモとミルキーが貴族のご令嬢なら、エリザベスは一国のお姫様。のような雰囲気を醸し出している……らしい (アリーシェ談)


 アリーシェの脳内映像では、お姫様のエリザベスとご令嬢姿のモモ、ミルキーがミルククッキーを食べながら、優雅に紅茶を飲んでティータイムしている姿が浮かんでいましたね。きっとアリーシェの世界旅行 (妄想癖)はこれからも誰にも止める事は出来ないでしょう。頑張れ、ネンネ! ← 



 気づけばこんなにもキャラクター出ていたんですね (遠い目)。誰がどの人か分からなくなって来たよ~って時は此処を覗いてみて下さいね。南の領主編で登場予定の新キャラも楽しみにしていて下さいね。


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