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あとがき

以降、前世編2話、今世編1話の後日談を公開いたします。

さらなる後日談(各3話、計6話)を加えたものを紙の本にしましたので、ご興味があれば以下の通販サイトよりご確認ください。


通販サイト↓

https://someonebutme.booth.pm/



書き下ろしの内容については以下の通りです。●印のものは公開中の話になります。

・前世編-森林の国の後日談-前編●

・前世編-森林の国の後日談-後編●

・前世編-はるか未来の後日談

・今世編-ほむら家への挨拶●

・今世編-恒亮の兄弟への挨拶

・今世編-6年後の話


よろしくお願いいたします。

この話は反差別、反戦、反植民地主義を土台として構築しました。

それらが内包されているBL作品が、私にはどうしても必要だったからです。


砂漠の国はパレスチナをモチーフに、話の構成もかの国に大きな影響を受けて展開しました。中でもオリーブの木と大樹コトカケヤナギについては、その存在意義に関して、特に強く意識しています。パレスチナ市民にとってオリーブは、国を象徴するような樹です。植民地化されるさなか、家族のように大切にしてきた樹や家を手放さざるを得なかった市民がたくさん居ました。大切な樹から物語が始まり、最後にはその樹の元に戻って未来が進むことを、物語を通して願っています。


私は、イスラエル/パレスチナ間で和平プロセスが実現されることを強く願っています。そのためにこうして反戦と虐殺反対を口にしながら、創作というひとつの手段を取っていきます。これを読んだ方のうち、少しでもこの現実の問題に関心を向けてくだされば嬉しいです。



あとがきとしては以上となりますが、せっかくなので、執筆するうえで気を付けていた点を下に記してみます。

なおこれらは私が主観的に導き出したものであり、社会的または政治的正しさの必要条件を示すものではありません。


・差別を覆い隠さない

・シスヘテロ以外のキャラクターをなるべくたくさん登場させる

・同意のない性的接触は可能な限り描写(/肯定)しない

・タタユクはデミロマのため恋愛より先に友情を描く

・ホモフォビアは常に外部的侵略思考として描く(キャラクター自身の内部で発生させない、そのように描写しない)

・砂漠を"エキゾチック"なものとして描かない

・他国やそれに付随する異文化を神格化/異物化しない

・かつて同じ国の民だったと分かったあと国を統合しようとしない(異なる国の民として共存することを前提にする)

・補償という形以外で侵略者の恩恵(星の力)を被侵略国の民に享受させない

・不死鳥を頂点に据える王政を、家父長制として描いた上で、それを肯定しない

・"王"の字に性別を持たせない(女性であっても呼称は"王"に統一する)

・優生思想は必ず打ち砕く(幼少期のタタユクは弱く生まれた強迫観念から努力を始めたが、最後にはそれを捨てる。あるいは強さを手放す)


以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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