転生モノに転生した場合の正しい対処法を教えてください
誰でもいいので転生モノに転生した場合の正しい対処法を教えてください切実に
信号無視したトラックに突っ込まれて死んだと思ったら異世界の貴族に転生していた。
まではいいんです。までは
問題なのは…
「ここって『転生したら悪役令嬢だったので悪役令嬢を極めてみます!』の世界じゃん!」
作品名から分かる通り転生モノの小説に転生してたんですよね、私。
まぁ確かに私が読んでた小説は転生モノばっかりでしたけど???
「てかそもそも私誰?」
記憶はありますよ?ただ小説に出てきてないんですよね〜
「てことはモブ?普通にめちゃめちゃ可愛い顔してるけど」
………まぁいっか
「えーっと、確か主人公は断罪1年前に前世の記憶を思いだすから〜」
私は今10歳。うん、あと7年ありますね
暇じゃない???
と思っていたけど私も色々極めてみたら楽しくて普通に7年経ってました
「小説通りなら記憶を取り戻すのは入学式の朝だから今日のはず…」
ざわざわ
(来た…!)
「ごきげんよう皆様」
(流石悪役令嬢。今までと何も変わってないように見える。けど…)
「あら、貴方…婚約者がいる殿方に触れるのは宜しくないわよ?」
(やっぱり、前世の記憶を思い出してる)
彼女は今まで王太子殿下に付きまとっている彼女に対して"男爵令嬢ごときが"やぶつかっても"地味すぎて見えなかった"など幼稚な嫌がらせしかしてこなかった
(にも関わらず、丁寧に正論をぶつけてきたということは)
私は彼女に近付いてこう言った
《ごきげんよう》
「!!!」
(びっくりしても美人は美人だな〜)
《……入学式の後、屋上に》
《かしこまりました》
ちなみに魔法で防音済みなので大丈夫です
入学式の後
「お待たせ致しました」
「…あなたも前世の記憶があるのね」
「はい。ただ、私は乙女ゲームは知りません。知っているのは乙女ゲームに転生した悪役令嬢であるあなた様の物語です。」
「…どういうことかしら」
「そのまんまです。私は転生モノに転生しただけす。ただここが小説の中だとは思っていません。あくまで小説と同じ世界観、私達はちゃんと生きている、それは理解していますので。ヒロインと違って」
「!やはりヒロインも転生者なのね」
「はい、ただ乙女ゲームに転生したと思っておりますので。」
そう、ヒロインも転生者。ただあくまでゲームとしか思ってない。ちなみに1年生の時に確認済みです
(普通に庭でヒロインに転生よっしゃー的なこと言ってたし)
「なるほどね、つまりこの先私が変わったことで起こることも知っている、ということかしら?」
「はい、ですのでお友達になってくださいませんか?」
「!友達…!」
(は?え…?確かに小説でもデレはありましたよ???でもこれは…)
「可愛すぎません???」
「なっ…!かわっ…!」
おっと、声に出してしまいました
「そ、それを言うならあなたの方がか、可愛いわよっ!」
「ありがとうございます」
いいえあなたの方が可愛いです天使です。好きです。大好きです。愛してます。
そんなこんなでちゃんとヒロインと王太子殿下をざまぁしました。
(本来ならこの後隣国の第一王子が求婚するはずだったのだけどセルネス伯爵家のご令嬢と婚約したんですよね〜)
「どうしたものか…」
「何がかしら?」
「っ!びっくりしたぁ。いらしてたなら声をかけてください」
「ふふ、あまりにも真剣な顔で悩んでいたから声をかけようか迷ったのよ。ところで何に悩んでいるの?」
「実は…」
「なるほどね、小説では隣国の第一王子殿下が…でも、良かったわ私じゃなくて」
「え?」
「実はね、私好きな人がいるのよ」
「え…?」
ズキッ
(…?)
「そう、なんですね」
(あれ?上手く笑えない)
「えぇ、ずっと好きだったの。でも小説の通りになっていたらその方と添い遂げれなかったじゃない?」
「………」
(相手は誰?ずっと一緒に居たのに気付けなかった、特に親しい男性は居なかったはず。いやそんなことより何か言わなくちゃ)
「…だからね、告白しようと思うの」
「っ!!!…きっと上手くいきますよ!」
「あなたにそう言って貰えたら上手くいく気がするわ」
(あぁ、その笑顔、私だけのものだったのに…)
「…カノン・ルーラー嬢。私と結婚してください」
「へ?」
(ん?どういうこと?カノン・ルーラーは私だけど…え?)
「あなたと過ごすうちにあなたを愛したの。受け取ってくれるかしら?私な気持ち」
(あぁ…そっか、私、今気付いた)
「はいっ…!私も、あなたが好きです。ミレティーナ・シェルメン様!」
この後国王を脅し…説得して同性婚を認めさせた二人は末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。
セルネス伯爵家…出しちゃいました!




