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内情

さて!爆速更新ですねぇ今までの僕からは考えられない!

こういう物語は描くのが楽しいですね!

ルークたちにとってはビーフシチューすら超豪華レシピだ。と言うより、彼らが孤児院に来て初めて食べたのがビーフシチューだから、という理由の方が彼らのビーフシチュー好きに拍車をかけているのかもしれない。


さて、盗みに殺しに犯罪にあけくれていたルークたちが孤児院に来た理由。それを話さねばなるまい。


元々彼らは孤児(みなしご)だった。

初めはルークとシュロスの2人でスラムに迷い込んだ市民を殺しては身ぐるみを剥ぐという、所謂蛮族をしていた。ところがある日、ふたりと同じくらいか、ひと回り小さいか───とにかくそのくらいの女の子が彼らの住むスラムに"放り込まれた"。鉄車───鉄で出来た馬車、と言えば1番伝わりやすいだろうか───が遠ざかる音も聞こえていたから、言いたくはないが、捨てられたのだろう。

ルークもシュロスも、最初は興味を示さなかった。当然だ。奪える金品など持っているわけがないからだ。とは言っても歳も変わらなさそうな女の子が1人でスラムを彷徨くのはさすがに気になるわけで。ふたりはスラム民にしてはかなりのお節介だったのだ。

そして、ふたりは女の子にスラムで暮らすための手ほどきを始めた。当然、殺しも盗みも教えた。女の子が1人でスラムで暮らせるようになった頃には、ふたりもその子に愛着が湧いていたのだった。


その女の子こそ、エラである。

いつしか彼ら3人は肉親のような関係になっていた。兄であるルークとシュロスに、妹のエラ。彼らは3人で1組の家族だ。ルークとシュロスはどちらが兄でどちらが弟かという論争を毎日繰り広げていたが。


とまぁ、スラムというのは彼らが出会った思い出の場所であり、彼らにとってはまさに家だった訳だが、国からすればまぁ邪魔な存在なのである。

当然、内部調査として内地軍の一部が派遣された。この頃は戦争も激しくなく、国にもこんなことをしている余裕があった。戸籍のないスラム民から徴兵できる人間を探す目的もあっただろう。

そしてその軍の1団を率いていたのがユルグである。彼は子供好きで有名な男だった。

ルークら3人を見つけたユルグは、まず保護を優先した。国の命令ではスラムの内部調査がメインだったが、そんなこと知るかと言わんばかりにルークらを預かってくれる孤児院を探し始めた。


これがルーク達が孤児院にいる理由であり、ユルグがその孤児院に遊びに行く理由である。


さぁ、話を現在に戻そうか。

彼らの住む国は科学技術国「テクタニア」。現在、隣国の魔術研究国「マギリオ」と敵対する国家だ。この戦争は、いわば宗教戦争といってもよいだろう。機械の神と神秘の神を信奉するふたつの国家。排斥主義の下、彼らは自らの神を信じて殺し合うのである。

もちろん、別側面もある。それは、どちらの国家も現在ある程度の問題を抱えているという事実に起因する。テクタニアは鉄錆病による死者の増加、マギリオは神秘が薄れたことによる魔術の質の低下だ。これらの問題は、どちらも国の基盤を揺るがす問題といってよい。テクタニアはそもそも人的資源の乏しい国だし、マギリオの生活基盤は魔術ありきで成り立っている。

つまりこの戦争は宗教戦争的側面もあり、領土戦争的な側面もあり、人的資源獲得の側面もあるのだ。テクタニアは鉄と人が欲しく、マギリオは魔術職員を増やしたいのである。まぁ、テンプレのような戦争なのだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 鉄の馬車って事は動力は馬ですか。それにビーフが孤児院で食べられるならテクタニアの畜産業はかなり進んでそうですね。
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