第三話 「パラレルワールド及びそれが与えるバタフライエフェクトについての実験と、深條静也の過去#1」
今回から過去編ですが、用語説明など含めた回がしばらく続きます
「皆々様、ワタクシ管理人でございます」
そう言って君たち読者の前に立つタキシードを着た男はお辞儀をした。驚き、声を出そうとするが声は出ない。
その時感の良い読者は気づくだろう。
「ああ、コレ。そういう設定だ」....っと
「皆々様、どんなものにも理由はある。しかし、それは決して目に見えるモノだけじゃない。そんなところです」
管理人と名乗るタキシードの男はニヤリと笑い頭を上げる。
「さて、この場所、なぜ声が出ないか。そんなことは簡単です。魔術です」
「おや、魔法なんかないって?いえいえ、魔術です」
「説明がめんどくさいだけだろって?いいえ、どんなものにも理由はあります。加賀空兎様はご存知ですよね?」
コクっ
「なら、もう説明は入りませんよね?では、本来の説明に...知ってはいるが詳しくはないと...わかりました。説明させていただきます」
「え〜どこから話しましょう。ああ、良いものがあります」
そう言って管理人は一冊の本を内ポケットから取り出した。
どうやって入れたのか不思議なサイズだ。本は、管理人の顔くらいの大きさの本で、緑がかった黒の表紙をしており、材質は......プラスチックと革の中間ぐらいの手触りだ。なんだろう。
「お読みください」
ペラっ
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加賀空兎【カガソラト】
高校一年生
とあるゲームで言うところの、超高校級の頭脳を持つ科学者兼高校生。
彼は高校一年の春◼️◼️◼️◼️の身体から未知の物質を発見。後に魔法物質マテリアルと名付けられる
マテリアル
またの名を魔法物質。
その性質は極めて怪奇。
性質:再現性、思考操作性
この物質は、脳波で操ることができ、さらに、さまざまな物質を再現できる。また、この物質を使って.........
以降はレベル9の権限が必要です
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「どうですか?わかりましたかね」
ブンブン
「ハハッ。一部情報を制限しましたしね。でも、なんとなくはお分かりになられたのでわないですか」
コクっ
「要するに、マテリアルを使い、魔術を使っていると言うわけです」
「そもそも、この情報は異世界部内とワタクシのような◼️◼️◼️◼️◼️◼️のみ知らされて....聞き取れませんか」
「では、本題に移りましょうか」
次回予告
第四話 「#2」
しばらく、主人公は出ないぜ。ピーッス