雪仁お兄ちゃんと動物園 その2
動物園デート
「わ!雪仁お兄ちゃん!見て!パンダが寝てる!可愛い!」
「俺にははしゃいでる桜の方が可愛く見えるけどな」
そう言って私の頭を撫でてくれる雪仁お兄ちゃん。照れちゃうよー。
「雪仁お兄ちゃん、ありがとう!」
「ちょっと照れてるところも可愛い」
ば、ばれてる…というかわかっててからかうのやめてー!
「もう!雪仁お兄ちゃんったら!」
「ふふ。ほら、そろそろ次の展示に行こう」
「はーい」
雪仁お兄ちゃんに手を引かれる。次はどんな動物がいるかなぁ。
「あ、桜。桜の見たがってたフクロウ」
「あ!本当だ!可愛いー!」
「…そんなきらきらした目で見つめてると妬けてくるな」
雪仁お兄ちゃんはそう言うといきなり頬にキスして来た!ひゃあ、なに!?
「桜が俺を見てくれないから、お仕置き」
「も、もう!雪仁お兄ちゃんったら!」
私はそう言いながらもドキドキしてる。もう!お兄ちゃんの意地悪!
その後も動物を見てまわったり、お昼を食べたり、お土産を買ったりして気がつけば夕方です。そろそろ帰らないといけません。
「あー、楽しかった!」
「じゃあ帰ろうか」
「うん!」
「また今度、一緒にどこか行こうな」
「うん。ありがとう、雪仁お兄ちゃん!」
次の約束をして私達の動物園デートは終わりました。次のデートが楽しみです!
雪仁お兄ちゃんは動物には興味ないです