雪仁お兄ちゃんとお夕食
お夕食
今日は私と雪仁お兄ちゃんと二人で夕飯です。
「雪仁お兄ちゃん、今日の夕飯何にするの?」
「煮魚とサラダでいいかなって。あと味噌汁」
「そうだね!楽しみ!私は苺のミルフィーユ作るねー」
「苺のミルフィーユ!?本当か!?」
苺のミルフィーユと聞いた瞬間雪仁お兄ちゃんの目が輝く。雪仁お兄ちゃんは私の作るデザートが大好きなのです。えっへん。
「じゃあ早速作るか」
「うん。よろしくね、雪仁お兄ちゃん!」
「桜もデザートよろしく」
そうして私達はお夕食とデザートを作りました。二人でエプロンを着けて作ったのですが、いつ見ても雪仁お兄ちゃんのエプロン姿は似合います。さすが料理男子。たまにいちゃいちゃしながら作ったお夕食とデザート。とっても美味しそうです。
「じゃあいただきます!」
「いただきます」
「おっさかな、おっさかな!」
「丹精込めて作ったからよく味わって食べて欲しい」
「うん、ありがとう!…うーん、美味しい!」
「サラダも美味しいぞ」
「うん!美味しいね!あー、お味噌汁も美味しいー。あったかさが身に染みるよー。」
私がそういうと頭を撫でてくれる雪仁お兄ちゃん。雪仁お兄ちゃんはお料理が上手で羨ましいなぁ。私は基本的にはお菓子しか作れないからなぁ。ママが手伝ってくれたらお料理も作れるんだけど…。
「雪仁お兄ちゃん、美味しかったよ。ありがとう」
「どういたしまして。さあ、次は苺のミルフィーユだな!」
そう言ってきらきらした目で私を見つめてくる雪仁お兄ちゃん。
「はい、苺のミルフィーユ」
「うん、美味しそうだな。ありがとう、桜!」
「喜んでもらえてよかった。どういたしまして」
「美味しい!美味しいな、桜!」
「うん、ありがとう!」
雪仁お兄ちゃんの頭をなでなでする。いつも雪仁お兄ちゃんがしてくれるから、私が雪仁お兄ちゃんをなでなでするのは珍しい。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
「いやー、美味しかったねー」
「美味しかったな、ありがとう桜」
「いえいえ、こちらこそ美味しかったよ。ありがとう!」
「桜の手作りデザートは最高だからなぁ」
「雪仁お兄ちゃんのお料理こそ最高だよ」
「桜は本当に優しいな、ありがとう」
そんなこんなで雪仁お兄ちゃんとのお夕食も無事終わりました。今日はこのまま雪仁お兄ちゃんの家に泊まります。
仲良し