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卒業式

卒業式

今日は私の卒業式。今日でこの学校とお別れだと思うと感慨深い。ふと保護者席を見るとパパとママ、おじ様と雪仁お兄ちゃんが見てた。


「雪仁お兄ちゃんも来てくれたんだ…嬉しいなぁ」


式も終わり、教室で先生と友達たちと最後の別れの挨拶をする。まあ、また同窓会とかで会うとは思うけど、それでもやっぱり感動してしまう。


涙を堪えながら教室を出て、雪仁お兄ちゃん達のところへ向かう。雪仁お兄ちゃんはすぐに私に気づいてくれた。


「桜、卒業おめでとう」


「ありがとう、雪仁お兄ちゃん!」


雪仁お兄ちゃんに抱きつく。雪仁お兄ちゃんはすぐに抱きとめてくれる。


「桜ちゃん、卒業おめでとう」


「桜、卒業おめでとう」


「桜ー!パパは感動したぞー!卒業式おめでとう!」


「おじ様、パパ、ママ、ありがとう!」


「今日は帰ったら卒業パーティーがあるからね。楽しみにしておいてね」


「卒業パーティー!?わーい、お肉だー!ケーキだー!」


「桜は現金だな」


そういいながらも私を抱きしめたまま頭を撫でてくれる雪仁お兄ちゃん。


「だって嬉しいんだもん」


「そうかそうか」


そうして雑談しながら雪仁お兄ちゃんの家に帰り、卒業パーティーを開いてもらいました。


「桜、これ、俺からの卒業祝い」


「なあに?…ネックレス?」


「そう。よかったら肌身離さず身につけておいて欲しい」


「わあい!可愛い!ありがとう、雪仁お兄ちゃん!」


「うん、どういたしまして」


プレゼントは可愛いネックレス。しかも私の趣味どストライク。さすが雪仁お兄ちゃん!


「どう考えても虫除けだねぇ」


「あらあら、雪仁君も独占欲が強いのねぇ」


「まあ桜は何も気付いてないみたいだしいいのかなぁ」


…虫除け?虫除け効果のあるネックレスなのかな。じゃあやっぱり肌身離さず身につけておいた方がいいよね。


「桜ちゃん、おじさんからはこれをあげるね」


「わあ、万年筆!ありがとうございます!」


「ママからはこれよ」


「わあ!可愛い文房具セット!ありがとう!」


「桜ー!パパからはこれだぞー!」


「わあ!本がいっぱい!ありがとう、パパ!」


みんなにこんなにお祝いしてもらって嬉しいなぁ。今日もいい一日になりました。

みんなからのお祝いは嬉しいですよね

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