1話
ジリリリリリリリリッ
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
外では小鳥たちのさえずり。
それとは裏腹に部屋の中でうるさく鳴り響いている目覚まし時計。
ピッ
布団の中から手を伸ばし目覚まし時計を止めた。
もう朝か・・・。
昨日も徹夜のおかげでとてつもなく眠たい。
うーん、困った。どうしよう。
布団の中で考える。
このまま寝てしまっても構わないのだが、さすがに今日遅刻したら今までの最高24連続遅刻が更新されてしまう。
私、朱月芽依は遅刻の常習犯。
遅刻の罰として学習プリント2000枚とか、学園の時計塔の掃除とかやらされてきた。
「お前次に遅刻したら・・・わかってるよな?」
普段笑わない担任が爽やかな笑顔で私に言った一言を思い出し、恐怖で体が震えた。
今日は本当にやばい。半殺しでもおかしくないレベルだ。
それでも担任の脅迫よりも睡魔には勝てない。
あぁ、もう潔く諦めよう。
そうして眠りにつこうとしたその時。
ズシッ
ん!?
突然体に何かが乗っかった。
「よっばれてとっびでて紗音ちゃ~ん!」
「芽依!!早く起きろ!!じゃないと今日こそ殺されるぞ!?」
私の目の前に急に現れたのはクラスメイトの桃園紗音と橙坂凛玖だった。
「朝から人の部屋に入ってこないでよ!呼んでないし!てか、凛玖!!あんた何女子寮に入ってきてんの!?」
いきなり現れた二人に怒鳴る。
寝不足の体にはきつい。
「ちょっとー!学園一の美女起こしにきてあげてるのに、何よその態度は。」
「ちゃんとクロから承諾取ってるから問題ねぇよ。だから・・・さっさと起きねぇと・・・。」
凛玖が手に力を込める。
やばい!
こんなとこでこいつのバカ能力を出されたら私の部屋どころか寮ごとぶっとぶわ!!
「ちょっとストップ!わかったから!!起きるから!!能力止めて!!」
急いで布団から出る。
「最初からそうしてればいいんだよ。俺は先に行ってるからな。」
そういって凛久は窓から出て行った。
凛久の能力は火だ。
こんな




