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ココニイルトイウコト
帰宅してから、直ぐに酒を煽る。
時間はないようで、時間が余っているよと、告げられているような感覚
それに従い、時間が余っているよう、待っているように
節操なく、余裕を倍速で使っていく。
いつの間にか時間がない、もう寝る時間になっている
幾百回もこんな時間の使い方を繰り返している
阿修羅のように面相、感情を変え、繰り返しているはずの時間が
毎度毎度新鮮に覚えつつ、賞味期限が過ぎると同じ味になっている。
意味も価値も生まれ、死する。
刹那を輪廻転生し続け、時が経てば空虚だけが私を私だと感じさせる。
人生において、これはそれによって唯、紡がれていると思うが、
今、この自分が何か、という味覚を感じることが空虚を空虚だと、
私はここにいると私に教えてくれる。




