27 冬の訪れ
ひとまずの方向性として。
セリアナは、緑の組紐を目指す。
ビビアは、知識チート出来そうな構想をねって成果を出す。
それぞれの目標が出来た。
目標が出来ると、やはり活力が違ってくるらしい。
セリアナは相変わらず失敗だらけだが、刺繍や神教書の研究、神聖歌の練習に余念が無い。
すぐにイライラしてしまう性格もなおそうと、イライラしそうになった時は目を閉じて数を数えたり、自分でコントロールを試みるようになった。
成果が出てるかは、ハッキリわからない部分も多い。が、確実に良くなっている面があった。
人付き合いだ。
最初偉そうに振る舞い、敬遠されていたセリアナ。
必死になって日々の仕事に取り組み、研究や練習に熱心な様子を見て、周囲の修道女と段々打ち解けてきた。
中でも驚いたのは、あのシスターノイアとかなり親しくなって、一緒に刺繍練習や神教書研究をしていることだ。
最初は怯えられていたにも関わらず、今では普通に会話をしている。
ちなみに私が近づくと、相変わらず全力で逃げられる。
解せぬ。
ビビアもビビアで成長していた。
人間不信は相変わらずだが、やはりある程度組紐の色がいい方が効率的と判断したらしい。
セリアナやほかの修道女にならって、同じように勉強をするようになった。
そして意外なことに刺繍は苦手だったようで、四苦八苦しながら練習を重ねている。
針で傷ついた指が哀れだったので、手作り軟膏を渡したところ『こんな、こんなもので攻略されると思うなよ…!!!』とガンギレされた。
やはり解せぬ。
それぞれが成長したり、二歩進んで三歩戻るようなこともあったり、日々は確実にすぎていく。
そして。
遂に冬が来た。
話の展開上、短めです。
お読みいただき、ありがとうございます。
午後にも投稿予定です。
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別連載はじめました!
息抜き用の短め連載の予定です。
よければこちらもご覧下さい。頭空っぽで書いてます(●︎´▽︎`●︎)
「派手顔悪役令嬢はモブ男子に恋してる」
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