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やっと異世界に......

「えっと?どこまで話したかな?」

「あっ!招待理由までだったかな?なら次は何に招待したかにしようか。」


 ネムは愉快そうに言うと、次の通りに説明した。


 まず、自分は神々は戯れで行っているゲームに参加させられる為に呼ばれた事。

 ゲームに関しては、箱庭と言われる星で行われる事。

 ルールに関しては、特に存在しない事。神々の気分によって毎回決まっている。

 今回のゲームに関しては、悪と善側に分かれて戦ってもらう。戦争などの行いはなし。毎回指定されるエリア内で善悪を競って貰う。それ以外に関しては神々の干渉はあまりしない。善と悪にはそれぞれ多数組織が存在する。転生者(プレイヤー)は組織を起業するか、所属して活動をする。以上。


「こんな感じだね。細かいルールはあるけど、それは後で確認してね。」

「俺はどっちになるんだ?」


 ネムの説明には、自分が善悪どちら側かの説明が無かったのだ。


「そう!そこが君が選ばれた一番の理由!僕がわざわざ説明している理由なんだよ!!」


 何でも普通はそこまでお気に入りでも無い限り、神自ら説明することは無いらしい。それをされる人は初見では限りなくゼロの様だ。そして、勿論俺は初見である。


「君は、善でも悪でも無い。邪の者として参加して貰う。」


 邪の者とは、簡潔にまとめると狂った者、もしくはそれに耐性がある者を指す言葉である。


「それが私と言う訳ですね。」

「そう言うことだよ。僕はね。このゲームが始まってから一度も参加できて無いのだよ。」

「そもそも、僕と会話出来る者なんて神の中でも指で数えれる程度にしかいないからね。君は本当にレアケースだよ。」


 自分自身がかなりの確率で誕生した魂であることを聞かされ続けたが、そろそろ話を戻そうか。


「あぁ、ごめんね。長く話すぎてしまったね。その性で、君が此処に居れる時間がもう残ってないから。早速だけど、転生させるね。後は説明書を読んでね。」


 ネムは説明書と思われる紙を渡すと同時に自分の足場が消えて落ちていく感覚に襲われた。





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