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ジェネラル  作者: 巨太郎
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第三話 ゴーストハントpart1

鉄兵がバイトしている会社は

掃除洗濯の代行から車の修理に浮気調査

更には悪霊退治に暗殺業務まで幅広くなんでも行う



それぞれの分野にはエキスパートがいて

「ジェネラル」と呼ばれている。


鉄兵も高校生ながら「ジェネラル」の称号をもっている

鉄兵の今日の依頼内容は・・・

学校も終わり、校門を出て今日もバイト先に向かう。


昼ごろに携帯に仕事がある旨の連絡が入ったのだ。


「今日もバイトなの?」


校門をでかかったところで声をかけてきたのは同じクラスの皆川結衣(みながわゆい)だった。


学校の中でもかなりのカワイイ部類に入ると思うのだが


普段はとてもおとなしく目立たない子だった。


俺は密かに好意を寄せてはいたがしゃべったことは数えるくらいしかなかった。


「ああ、新しい仕事が入ったって携帯に連絡があったんだ。

 これから仕事場にいって詳細内容を聞きにいくところさ。」


「気をつけてね御剣くん。」


「ありがとう。皆川も気をつけて帰れよ。じゃあな。」


皆川はニコリと微笑むと俺とは反対方向に帰っていく。


ホント守りたくなっちゃうタイプの女の子だった。


皆川と別れると会社に向かった。


会社の玄関から中に入り、1階の受付にいる陽子さんに今日も挨拶をする。


「あら鉄兵くん、お疲れ様。今日も仕事なの?」


陽子さん相変わらず綺麗だ。


「まあね、この仕事好きだから案件いっぱいまわしてもらってるんだ。」


駄目もとで陽子さんを誘ってみようと今日は決めていたので聞いてみる。


「そうだ陽子さん、今度オフの日どこか遊びにいきませんか?」


「うーん、そうね考えておくわ。」


なんとなくあっさりとかわされた気がするが断られたわけではないので


とりあえずその場は引き下がり、仕事の確認のため4階に向かう。


4階につき、周りにいる人に挨拶をしながら共有端末のある席に座り


端末にログインして今回の仕事の詳細内容を確認する。


「まっまじかよ。。。」


思わず詳細内容をみて素っ頓狂な声をあげてしまった。


周りにいた社員たちが奇異な目でこちらを見ている。


しかしすぐにみな自分の仕事に戻っていく。


確かに何でも屋の会社だから色んな仕事があるのは知っていたがほんとにあるとは


思っていなかった仕事内容だった。


昼に携帯にきたメールに仕事内容は「お化け退治」としかかかれていなくて


何かの暗号か冗談かと思っていたらホントに霊を退治する仕事らしい。


「実体がある奴ならどんな奴でも相手をするが実体がない奴が相手かよ・・・」


初めての仕事なのでちょっとパニック状態になっていたら社員の一人が声をかけてきた。


「鉄兵、丸山が今回の任務用の装備があるから地下に来てくれとさっき電話があったぞ。」


「ありがとうございます。これから向かいます。」


そういって、地下の研究室に向かうことにした。


しかし霊に効く装備なんてあるのだろうかと思いつつ丸山のいる地下2階に向かう。


地下2階につくと丸山は別の男と話をしていた。


しかしすぐにこちらに気づいたようで手招きをしている。


「鉄兵きたか。」いつもどおり笑顔で話しかけてくる。


すると隣の男も話かけてきた。かなり若い男で俺と殆ど変わらないのではないだろうか?


「キミが鉄兵君か。今回一緒に任務に就くことになった神無月京矢(かんなづききょうや)だ。よろしく。」


自己紹介が終わると神無月は右手を差し伸べてきた。


俺も右手を出し神無月の右手をつかんで握手を交わす。


「こちらこそよろしくお願いいたします、御剣鉄兵です。」


「2人は初対面か?京矢はこの若さで日本でも五本の指に入るゴーストハンターだ。

 鉄兵は可もなく不可もなく何でもこなすオールラウンドプレイヤーだな。」


2人を知っている丸山がそれぞれのことを簡単に説明してくれる。


神無月の見た目は全くゴーストハントなどをしそうなカッコではない。


髪は茶髪でメッシュも入り、黒の革のジャケットにズボンといったカッコウをしている。


ピアスやらブレスレットやらウオレットチェーンやベルトまで高そうなシルバーアクセサリを


体中に付け回っている。後で聞いた話だが、ただのシルバーアクセサリではなく


霊退治のときにも使えるものらしい。


「しかしゴーストハントなんてしたことのない俺が大丈夫ですかね?」


「任せておけ。誰でも使える対霊用の武器を色々用意しておいたから大丈夫だ。」


丸山の発明品は殆どのものはハズレがないが、殆どないはずのハズレを何度か引いている


俺は不安でいっぱいだった。

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