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ジェネラル  作者: 巨太郎
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第二話 憎しみの銃弾part2

俺が働いているこのビルの説明を簡単にしておこう。


1階は受付とロビー、そして依頼人と話をするスペースや医務室がある。

医務室には神崎商事のブラックジャックと呼ばれる凄腕の医者がいるがその男についてはまた今度。


そして地下1階は駐車場で、社員の車や任務で使われるバイクや怪しげな機械なんかも置いてある。


地下2階は研究室で、ここでは怪しげな機械や薬などが開発されている。

まあ俺も機械のいくつかは使わせてもらっているが確かに凄いものばかりだ。


2階3階はトレーニングルームで、ジェネラルたちがそれぞれの腕を磨くための部屋がたくさんある。


4階5階はいわゆる会社のオフィスっぽいところで、電話で依頼者と対応したり

簡単な依頼で対応でいるものはここで片付けてしまうらしい。

また俺のようなバイト(俺しかいないみたいだけど)が依頼内容を確認したいときは4階にいく。


6階は事務系の部屋で、書類作成したりお金関係の仕事をしている人たちらしい。

ちらっとしか除いたことがないのでわからないが、女性が多くかわいい子が何人かいた。


7階は社員食堂やカフェ、あとはライブラリ室にリフレッシュルームがある。

息抜きの場となっている。 


8階は何があるかわからない。俺がしっている社員の人も誰も入ったことはなく

また入ることを許されていないらしい。


9階は神崎のいる社長室と秘書室だ。一度いったが高級そうな調度品が並んでいた。


そして屋上にはヘリポートがひとつある。


エレベータが4階につき、周りにいた社員たちに一通り挨拶もすませ、誰でも使える共有のデスクに座り

そこにおかれているデスクトップの端末に仕事内容を確認するための特殊IDでログインする。


そして今回昼間に携帯電話にかかってきた依頼内容の詳細を確認する。


俺たちが仕事を請けるまでの簡単な流れを説明すると


まずは依頼者から電話または直接この会社まで来て受付担当が依頼内容を細かく聞く。


その依頼内容にあわせて手の空いているジェネラルに連絡をとる。

基本は携帯に連絡するがその場では詳しく語らず会社にきて内容は確認する。


詳細内容は外部とは完全に遮断されたローカルサーバーに保管されているので

それを見るためには会社にくるしかない。


しかも依頼内容ひとつひとつにパスワードがかかっており、それを受付担当から聞かないと見ることができない。

忘れたら大変なことになるがジェネラルでそんなアホなやつがいるとは思えないので大丈夫だろう。


依頼内容を確認したら、後は依頼内容にそって仕事をするだけだ。


今回の仕事の内容は業界ではナンバー3に入る三嶋建設の社長、三嶋祐三(61歳)のボディガードだ。

ここ数日の間に2回ほど銃で撃たれそうになったらしい。


昼間働いているときは何人かのガードマンと別のジェネラルもボディーガードにあたっていたが

いずれも帰宅してから家で狙われているということで、家にいる間のボディガードも頼まれたというわけだ。


基本的にジェネラルは依頼人の裏事情・・・たとえば今回で言えば狙われる理由については一切詮索せず

与えられた仕事だけをこなせばいいといわれている。


鉄兵はそこに疑問は持っていたが神崎の方針なのでとりあえず従っている。


今日の仕事内容を確認した鉄兵は早速三嶋の家に向かうことにした。

会う約束の時間は19時。


現在の時刻は18時30分。


三嶋の家は2つ隣にある町の高級住宅街だ。


「バイクなら十分間に合うな。」


そういうと鉄兵は愛車のバイクを止めてある地下2階へと向かった。

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