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Ⅱ フロート

私は、中村未夢なかむらみゆ。合唱部に所属しています。

そして、彼は、北乃春哉きたのはるや。私と同い年でサッカー部に所属しています。


「クーポンもらったんだよね。一緒に食べね?。」

と、彼はフロートのクーポン券を差し出した。

このフロートは、とても高いうえに、数量限定なので、一度も飲んだことのない幻の飲み物。

「一個しか、もらえなかったんだ。だから、二人で飲もうよ。」

「いいよっ♪。」

私たちはいつだって半分こしてきた。二つあっても。


「先に飲んでいいよ。」

彼は、席に着くとそう言った。

「いいよ、春哉がもらったクーポンなんだもの。春哉が先に飲みな。」

「未夢が飲みなよ。俺は、未夢の笑顔を先に見たいから。」

彼は、優しい。


「あの…さ。」

先にフロートをいただくと、彼は、真剣なまなざしで私を見た。

「どうしたの?。」

中身のアイスをつつきながら、言った。


「今度、一緒に行きたい場所があるんだ。」




読んでいただいてありがとうございます。


次回もお楽しみに。

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