0022ゼロゼロニャンニャン 恐怖の占い館
横浜中華街で大行列の占いの館。しかし、その裏では恐るべしカラクリが~‼️
ゼロゼロニャンニャンと相棒ぬっくんが秘密を暴く。前代未聞の冒険活劇。始まるよ~‼️
ちょっと秋が深まってきたある日、リーゼント頭のぬっくんは出前帰りの足を止めました。
「おいおい、ずいぶんと長い行列だな~‼️何の店だ?」
横浜中華街の通りをはみ出し、長~い人の列を整理してるパンダのアイマスクをしているスタッフのおじさんが数人います。
「おお~‼️占いの館か~‼️ 当たるんかいな」 ってその時 リーゼントの頭がモコモコと動きだしました。長いもみあげは後ろ足。タラリと1本たらした前髪はしっぽ。すくっと起き出し、はげ頭の上でのび~をする黒猫。なんとリーゼントの髪の毛は黒髪だったのです。
「ぬっくん、ちょっとおトイレね~‼️先に帰ってて」 ぬっくんの頭の上の黒猫がしゃべりました。
「へいへい。しかしニャンニャンが頭の上にいないと寒いんだよな~」ちょっと震えながら店に戻りだしました。
紹介しよう❗人間の言葉をしゃべる世界でたった一匹の黒猫。彼の愛するものは自由と平和とかつおぶし。彼はこう呼ばれている。
0022(ゼロゼロニャンニャン)と‼️
「ただいま~」とハゲたぬっくんが厨房に入って行きます。ちょうどランチタイムのピークも終わった時間で、ダルマ顔のボスもスポーツ新聞を読んでいました。「しかし今年の横浜ペイスターズはあとちょっとで優勝なんだけどな~‼️今夜のピッチャーが踏ん張ってくれないと…」ってため息。
「あれっ?リンリンはいないんですか~?」
「ん。リンリンは恋占いを見てもらう。って出かけたぞ~」
「あらま、恋占いとは俺のこと?さっきの占いの館に行ったのかな?しかし、ニャンニャン遅いな~、ちょっと見て来るわ」 ってぬっくんはニヤニヤして占いの館に戻りました。
すると店の前にニャンニャンが座ってます。「ぬっくん、この占い!怪しいにゃん。ちょっと一緒に見てて」
占いの館の中。テーブルを挟んでタコ頭のおやじが手相を見ています。そしてちょうど 並んでいたリンリンの番がやってきました。
「ん~、あなたは水難の手相が出てますな~。帰り道に水に気をつけなさい。」
「え~‼️恋の占いをして欲しいのに」ってしぶしぶ帰ります。すると電柱の影にパンダのアイマスクをしたおじさんが、ひしゃくから水を巻き巻き。リンリンの顔に水がピシャリ‼️
「え~‼️まじに当たった」ビックリするリンリン。
しかし、それを遠目に見ているリーゼント頭のぬっくん。「なっ、あれは占い師の言ったことをパンダ目のやつがわざと当たるように裏で仕掛けてるんだにゃ」 リーゼント頭のニャンニャンがひそひそ話します。
「どうりで当たる訳だ‼️そういうカラクリだったのか~。そうだニャンニャン。俺が占ってもらって、カラクリをばらさしてやろうぜ~‼️恋の怨みだぜ、むふふ」
ということで、行列に並んびました。しかし、電柱の影からパンダ目のおじさんがニヤリ。
さてさて、リーゼント頭のぬっくんの番が回って来ました。「んぬぬ、良からぬ手相が出てますな~。仕事に疲れてる。彼女が欲しいがうまくいかない。」
「んげっ、当たってる」
「んぬぬ、あたた、ちょっとお願い。お腹痛いんでトイレ行って来るから店番してて。占いは適当に言って大丈夫だから。スタッフがうまくやるわい」ってタコ頭の占い師が裏の部屋にニヤリとして行ってしまいました。
「え~‼️占いなんてしたことないし」 ってまさかの展開。するとがっしりした野球帽をかぶった男性のお客さんが入って来ました。
その頃、裏の部屋では タコ頭の占い師と、パンダ目のおじさん達が笑ってます。「ぬははは、まんまと罠にはまったな。ゼロゼロニャンニャンも占いなんて出来ないだろ~て。お前らの失態を広げて、中華街にいれなくしてやるわ~‼️」って悪巧みの計画だったのです。
「うわ~‼️やば、とりあえず何を悩んでますか~?」って野球帽の男性に聞いてみました。
「はい、実は私は横浜ペイスターズのピッチャーなのです。でも、最近スランプでぜんぜんダメなのです。もうプレッシャーとストレスで髪の毛も抜けてしまって…今夜の登板も緊張してて」 って帽子を取ると大きな円形脱毛症。
「ありゃま、あなたは浜の総番長じゃないですか~‼️しかしあなたのトレードマークのリーゼントが無いのはな~。どうする?ニャンニャン?」
「俺にまかせるにゃん」ってぬっくんの頭から総番長の頭に飛び移り総番長のリーゼントになりました。
「さあ、ここ横浜ペイスタジアムは4万人の大観衆。9回の裏!ツーアウト、ツーストライク満塁。一打でれば逆転サヨナラです。」
「ピッチャーは浜の総番長~‼️投げた~‼️」 投げた球は凄いゆっくりで、なんと真っ黒です。バッターは狙いすまして、振りかぶるが~‼️ふわりと黒球は消えてしまいました。
「お~‼️これがまさかの消える魔球~‼️バッター三振。ゲームセット。ペイスターズ優勝です」
どわ~‼️って大観衆が喜びます。スタジアムのダルマ顔のボス、ハゲたぬっくん、リンリンも大喜び
そこに、たたたっとニャンニャンが走ってきてぬっくんの頭に乗りました。
「ニャンニャン、さっきの消える黒い魔球は何だったの?」
「ん、あれはさ~。俺の毛玉だにゃ。あはは。やっぱりぬっくんの頭の上がいいにゃん。ミッション、完了だにゃん」
「ん~‼️またしてもニャンニャンにやられたか~‼️」地団駄を踏むタコ親分とパンダ団。
そして占いの館は更に更に長蛇の列。何故か?日本中のリーゼントの人が評判を聞いて並んでます。
「んぬぬ、世界制服を計画してる暇もなく、大忙しで猫の手も借りたいわ~‼️」
おしまい




