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第15話 楽しいを発見しました

森の人道から逸れ、川沿いに森の中入っていく。

川沿いであれば迷わないだろうし、水の近くに食材が生えそうなイメージがあった。


するとすぐに見つけた。

イチゴのようなものが木にたくさん生えていた。


「なんだっけこれ・・・桑の実だったっけ?」


小学生の時よく、河川敷で遊んでいた時見かけたものだ。

まぁあの時は人間が食べるものじゃないと思ってたし、美味しいのかどうかはわからない。


「持って帰るだけ持って帰るか」


そうと決まれば採取しよう。

1個1個千切り、籠に入れていく。


「確かこういうのって全部採っちゃ駄目だったよね・・・」


そういうのをどこかで聞いたことがある。


「まぁ、全部採っちゃったら動物の分がなくなっちゃうしね!」


とりあえずそれっぽい理由を付けて納得し、全部採らないように注意する。

そして次に見つけたのが、キノコ類。


「キノコは怖いな・・・」


確か触るだけでも駄目な毒キノコがあると聞いたことがある。

キノコは見つけても採らないでおこうと決めた時、知ってるキノコを見つけた。


「これってキクラゲだよね」


川から流れついたのか、枯れた倒木からキクラゲがたくさん生えていた。

これはネット動画で採取して食べてる動画を見たことがある。


「キクラゲは美味しいって聞くし採って帰るか!!」


キクラゲが生えた倒木はよく見かけるので、いくらでも採れそうだ。

あと歩いていたら柿、ミカン、レモンなど様々な木の実を見つけ、採取した。


「季節感バラバラだな・・・」


この世界は季節が関係ないのかもしれない。


「籠もいっぱいになったしそろそろ帰るか」


帰るときには、食材採取の楽しさの虜になっていた。

こんな楽しいことが世の中にはあったなんて。

今日は新たな体験がいっぱい出来た。


「外がこんなに楽しいなんて、知らなかった」


引きこもっていたら絶対わからない楽しさ。

まさかこの世界で知らされるとは思いもしなかった。

そして何より、心が満たされた感じが半端じゃなかった。




***********************************************

町に戻りギルドの受付で、採れた物を見せる。


「結構採られましたね」


「はい、途中からだんだん楽しくなってきまして」


楽しさのあまり、借りた籠いっぱいに採取したのだ。

けっこう重かったが、そこは気合で頑張った。


「確認したところ全部食用ですね。どれを売りますか?」


そう聞かれたので木の実を少々とっておいた。

残りは売りに出すことにする。

するとなんと、1万円で売れた。


「現世じゃありえないな・・・」


ちょっと採取に出るだけで1万稼げたら会社などで働くより断然いい。

会社は8時間ぐらい拘束されるしな・・・。

一応受付のお姉さんに、なんでこんなに高く売れるのか聞いたところ

農家をしたり、採取に出たりする人が少ないため、ちょっとしたものでも高額で売れるようにしないと、食材が確保できないみたいだ。

皆どうやら自分の影退治に夢中のようだ。

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