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プロローグ
小さい時から幽霊が見えた
話すことも、触ることもできた。
幽霊がみんな無害か?いいや!そんなことはない!
いい奴もいれば悪い奴もいる!殴りあいになったり、殺されそうになることだってある!
そのせいで、わたしはいつも生傷が絶えなかった。
なかなかハードな16年間を過ごしている。
よかったことと言えば、死んだおばあちゃんに会えたことくらいだ!
共働きで、忙しい両親に代わって面倒を見てくれていた
そんなおばあちゃんも"見える人"だった
わたしが、精神病院送りにならなかったのも、おばあちゃんのおかげ!
そんなおばあちゃんもわたしが9才の時に死んでしまった
そして幽霊のおばあちゃんに言われたのだ
「すず、お前の仕事は成仏できなかった人の未練をはらすことだよ」
と…………………