エピローグ〜第三話
「カエ…デ?」
そして、そこにいたのは、見違えようもない、カエデ。
「ん、久しぶりお兄ちゃん」
あ?喋ってる?
へ?なして?どうして喋ってるの?
「やっぱり会えた、どこかで繋がってんのかな」
「なん…で、カエデがいるんだ?どうして喋ってるんだ?」
何がどうなってる?
全く分からない。
目の前の、こいつは実は偽物じゃないだろうか。
真偽を確かめようとして…
『 』
何だ…?どうして心が読めない?
「お兄ちゃん、聞いて。私はね、帰ってきたの」
「どうして…だよ?」
「お兄ちゃんに会うため。ずっと好きだったから」
意味が分からない。彼女は、自分の好きなようにこの世界に出入りできるのか?
そんなはずは…
「大変、だったよ。私の能力のせいで」
話が読めない。なんかもうわけがわからん。
「あの転送システムにはすごい魔力があった。お兄ちゃんと、お姉ちゃんの力もあったから」
多分、お姉ちゃんってのはカノのことだな。
「だけど、ちょうど能力が強化されていたから、元の世界までは帰れなかった。代わりに私がついたのは意味の分からない街。あの転送システムは、未完成だった。私にとっては、だけど」
「それで…その街でどうしたんだ?何があった?」
「うん、とにかく戻ろうと思ったの。お兄ちゃんのところに。そう思ったら、何か悲しくなってきたの。もう二度と私はお兄ちゃんに会えないんじゃないかって。そこに一人、おばあさんが通りかかったの」
「おばあさん?」
「うん。スカートをはいていたんだけど、私を見るなりスカートの中から水晶玉を取り出したの。そして私に『レナードのために全てを捨てられるか?』って言ったの。私は、はい、って答えた」
「ちょっと待てよ。俺のために、もとの世界の家族も、友人も、全て捨てるっていうのかよ!」
「だって、全てを捨てるって言った。私は私じゃないもの。元の世界のことなんかなんにも覚えてない。だから、苦しくなんかないよ」
「………」
それは、正解なのか?
それで良いのか?カエデは幸せになったのだろうか?
「そして、」
急展開の多いこの小説。許してw
このサイトリニューアルするんだとさw楽しみ〜




