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第十三話

「まずいな」


 街を出た翌日、俺とカエデは草原をただひたすらに歩いていた。

 そして、食糧難である。

 しかも金が無い。


「これはかなりまずいぞ…」


 次の街に寄っても金が無ければ食いものを買うこともできない。

 だが、寄るか寄らないかでは幾分か違うかもしれない。

 しかし寄ったところで何かできるわけでも無いだろうし…


「うーむ…、まあいっか」


 悩んだ結果、寄ることにした。

 もしかしたら、何か良いことがあるかもしれない。

 藁にもすがる思いってやつである。




 街。こないだ寄った街と同じく、通りは人で溢れている。

 そして、俺は一つの貼紙を見ていた。

 『第三十回トーナメント開催!参加者求む!』

 そう書かれた文字の下にルールと、順位別の賞品について詳しく書かれていた。

 『ルールはいたって簡単。相手が降参、又は動けなくなったら勝利。ただし、相手が降参しているのに関わらず攻撃をしたものは退場となります。武器は自由です』

 『賞品は三等・・・半年困らない程度の食糧、二等・・・乗船券、一等・・・自動車一台』

 とのことだった。


「どれが良いかな」


 腹が減ってる今では三等が良いと思う。

 だが、二等や、一等などの移動手段を手に入れられれば村の奴らと出会うことはまず無くなるだろう。


「うーむ…」


 そんなことを悩んでいるとグルルルと腹が鳴る。


「腹減ったぁ…」


 ま、とりあえず申し出に行くか。



「それでは、健闘をお祈りします」


 笑顔のお姉さんに見送られて、宿屋に向かった。

 飯付きの宿屋を無料で使える券をもらえたのはとてもありがたかった。

 前払いの参加賞のようなものらしい。

 俺とカエデは指定された部屋に向かった。

 部屋につくと、まず俺は盾に不具合が無いか確かめた。

 少し緩んでいるベルトを締め直す。

 次に、カエデからスプレーの缶を受け取って、不具合が無いか確かめた。

 催涙スプレーは、一回発射すると液がノズルの先で固まることがあると聞いたことがあったからだ。

 案の定、スプレーのノズルの先は得体の知れないもので固まっていて、俺はそれを布で綺麗に拭いた。

 すこし傾けて中身がまだあることを確かめてから、カエデに返した。

 しばらくすると、宿屋の女将さんのかわいい娘さんから飯だと呼び出された。彼女の可愛い声ににこやかに答えると、なぜか隣のカエデに脇腹を小突かれた。

 彼女の目は俺に『お兄ちゃんの馬鹿』と伝えた。

 俺とカエデは豪華な飯に舌鼓を打ちながら、全てを平げた。


「うー、腹一杯だ〜」


 幸せだった。

 とりあえず、明日に向けて後は寝るだけとなった。

少し近況をば。

一つ目、定期考査が近いので更新は不定期になるであろうこと。

二つ目、俺が前まで書いていた『告白は激闘だ。』という小説が3万HITしたこと。

三つ目、3万HITでテンションが上がっているので、『告白は激闘だ。』の続編を書く可能性があること。


以上です。

あー、勉強しなきゃ…

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