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剣の神官と女神の剣  作者: 橘トヲル
92/105

92話 誕生


 人間族、亜人族、魔人族。

 すべてのヒト種が無数に屍となって転がる戦場跡で龍人は手に握った剣を杖にして立っていた。見上げる空は赤黒く、まるで自分の通って来た道の様だ。

 あの日からどれほどの敵を殺したのだろうか。

 そう考えても記憶の中の自分が女だったり、老人だったり、人間ですらないこともあってうまく思い出せなかった。

 土と返り血に塗れた自分の手をまじまじと眺めて、その手が本当に人間の神原龍人の物であることを確認してため込んでいた息を吐き出した。

 龍人のギフト『千変万化』は自分の想像したモノに変身できる能力だ。

 対象の名前、姿かたちを知ってさえいれば星に記憶された情報にアクセスして変身することが出来る。変身の度合いは能力、技術だけ変身させることもできたし、姿かたちや武器まで変身することもできた。

 だが、そこに思わぬ副作用があった。

 変身した対象の記憶がわずかずつだが龍人のものと同化していたのだ。

 戦いにおいて必ずと言っていいほどこのギフトに頼って来た龍人の記憶は、無数に混じり合って気を抜けば誰の物とも知らない記憶に塗りつぶされそうだった。

 ともすれば愛している人の名前すらも思い出せなくなりそうで恐ろしい。

 黒髪に鳶色の瞳をした短い髪の彼女――いや、違う。金髪に碧眼をした騎士様――そうじゃない。50年連れ添った、もはや半身と言っても過言ではない――間違っている。


「ベニート……!」


 ギリッ、と唇を噛みながら自分自身を取り戻す。

 ここ最近はずっとこんなことを続けていた。

 長い金髪に真紅の瞳を持つ彼女のことを今度こそ思い出して自分の身を掻き抱く。

 人間族・亜人族・魔族間での戦争は激化を辿っていた。

 一度は人間族側に傾き始めたと思われた天秤は、あれから何度も傾きを変えてきた。

 他種族の中に、人間族の勇者に匹敵する力を持つ者たちが現れ始めたからだ。王国の兵士たちはそれらの存在を特殊個体と呼んで畏れた。中には龍人ですらも倒すのに苦労するほどのものまでいたからだ。

 龍人はただひたすらにそれらを討ってきた。

 少しでも早くベニートの元へ戻るために。

 だがすでにいったいどれだけの時が流れたのか。半年の様にも数年の様にも感じる。もはや龍人は目の前の敵を倒すこととベニートの元に戻る、という目的で動く人形のようになっていた。


「龍人、あんた大丈夫?」


 背後から掛けられた女の声に振り向けば真里菜が心配そうな顔で立っている。

 だが戦いでずっと組んできた彼女の顔を認識するのですらも一呼吸分の時間が必要だった。


「……真里菜か」

「あんた、やっぱり変わったわね」

「どこが」


 悲し気に言う真里菜に還した言葉は棘塗れだったように思う。けれども龍人にはそれを謝ることすらできなかった。


「もう仕方ないわね……ほら、行くわよ。あたしが出来るだけ早くあんたをあのお姫様の所に行けるようにしてあげるから」

「……ああ」


   ◇


「諸君、次の戦いがおそらく最後の、最大の戦いになるだろう!」


 壇上で、軍服を着た将校が訓辞を述べている。

 龍人はそれを聞いているふりをしながら聞き流していた。

 大きかろうと小さかろうと自分のやることに変わりはないのだ。

 それよりも重要なのは早く終わらせること。

 早く終われば終わるほど、彼女の元へ行くのが早くなるのだから。


「ささやかではあるが宴の席を設けた。諸君らには英気を養ってもらいたいと思う!」


 訓示は終わった。

 その後は普段の食事より多少マシなものが並ぶ宴となる。


「はぁ、やっと終わったわね。龍人、あたしたちも行きましょ」

「ああ、そうだな」


 真里菜に気のない返事を返し、機械的に足を運ぶ。

 料理などに興味を持つことなど出来そうになかった。

 日が沈み、暗くなった空の元広げられた立食形式の宴の席で、兵士たちが思い思いに料理を楽しんでいた。

 ある者はこれが最後の晩餐になるかもしれないと一口一口噛みしめながら。

 ある者は仲間たちと次の戦いの後も共に飯を食べようと約束しながら。

 ある者はたくさん食べられるこの機会に喰い溜めをしようと必死に。

 ある者は食べるのそっちのけで肩を組んだ仲間と高らかに歌を歌いながら。

 夜が更けていくと共に宴も進んでいく。


「これはこれは勇者様。楽しんでおられますかな?」


 宴席の外れ、一人でもそもそと料理を口に運んでいた龍人に声を掛けてきたのは、ついさっきまで壇上で檄を飛ばしていた人物だった。

 ちなみに真里菜は一人で料理をぱくつきに行ってここにはいない。


「ライトヒルデ将軍……」


 目の前に立つでっぷりと肥え太った将軍の名前を記憶の底からどうにか思い出して口にする。


「先の戦いでは勇者様には多くの将兵が命を救われました。心から感謝いたします」

「いや、仕事をしただけだ……」


 満面の笑みを浮かべて頭を下げる将軍に、けれど龍人の返事はそっけない。

 龍人としては助けた、と言うよりも敵がいたから斬り捨てた、と言うだけの感覚だった。


「いえいえ、おかげさまで無駄に命を散らすことなく次の戦に備えることが出来ました。亜人族、魔人族の特殊個体も前回の戦いでほぼすべて討ち果たすことが出来たのは勇者様の功績です!」

「……ライトヒルデ将軍の支援にもとても助けられました」


 ひたすらに持ち上げてくる将軍に、心の底でうんざりながらおべっかを使う。

 ライトヒルデ将軍は龍人に対しては比較的協力的だ。国王に付き従う者達の様に龍人の邪魔をするでもなく、マッケイン伯爵の様に全面的な協力をしてくれるわけでもない。

 そう言う意味ではある程度信頼のおける人物であった。

 故に邪険に扱うこともしにくい。


「ささ、勇者様、こちらをどうぞ」


 龍人のおべっかに笑みを深めたライトヒルデ将軍がワインの入ったグラスを勧めてくる。彼自身の手にも同じグラスがある。


「いや、オレは……」

「そう言わずに。一杯だけですから」


 そう言いながら躊躇う龍人の手に無理やりグラスを握らせる。

 すでに龍人の味覚もギフトの影響でおかしくなっており、通常の料理ではうまみを感じなくなっている。宴席に並べられた料理をもそもそ食べていたのもそのせいだ。

 だが、ライトヒルデ将軍に握らされて仕方なくグラスを掲げる。


「では、王国の繁栄のために」


 掲げられたグラスに合わせて龍人も無言でグラスを掲げてチン、と軽くぶつける。

 待っていてくれる彼女のことを想いながら、グラスを飲み干した。

 舌の上を通り抜ける液体からは何も感じられなかった。

 のどを通り抜ける焼くような感覚だけしかない。

 胃の中に入ったじんわりと浸みこみ始めたところで、龍人は違和感を覚えた。


「!?」


 胃の中を突き刺すような感覚。

 瞬間に視界が反転した。

 目の前の光景が赤や黄色と変調する。

 どこか遠くから真里菜の叫び声を聞いた気がした。

 辛うじて視線を動かすと、視界の端で真里菜が何人もの兵士に両腕を押さえられている。揺れる視界の中で真里菜はなぜか必死に兵士の腕をふりほどこうとしているのだが、もがく彼女の腕が自由にはならなかった。


「どうですかな、勇者様」


 何故か頭の上からライトヒルデ将軍の声が聞こえた。どうやら自分は地面に座り込んでいるらしかった。

 見上げると、そこには愉悦に歪んだ顔の将軍がいる。

 けれどその姿は二重にぶれてうまく視認できない。


「……毒、か」

「ええ。苦労しましたよ。あなたのギフトはモノによっては効かないですからな」


 龍人の千変万化なら、瞬時に毒の効かない体に変身することは可能だ。

 あくまで毒が効かないモノがあれば、だが。


「なぜ……」

「フム、どうしてこんなことを、と言うことですかな? それはとても簡単ですよ」


 ぐっと顔を近づけて囁くように言う。


「私があなたの事が嫌いだからですよ」


 その言葉で得心がいった。

 どうやらライトヒルデ将軍は国王派だったようだ。

 今まで龍人に協力的だったのはスパイとして潜入し、ここぞというタイミングで止めを刺すためか。

 動かない体ながら、吐き気をこらえて龍人はそう推察する。


「このッ! 裏切者がッ! 龍人を放しなさい!」


 真里菜が大きな声で喚き散らしている。


「うるさい女だ。魔法さえ封じてしまえばいいかと思ったが、口もふさいだほうがよさそうだ。お前達、好きにふさいでいいぞ」

「っ!? な、何をするの!?」


 ライトヒルデ将軍の言葉を聞いた何人かの兵士が下卑た笑みを浮かべて真里菜に近寄っていく。欲望に塗れ切った顔だった。


「さて、これで少しは静かになるだろう。勇者様も最後は静かな方がよいでしょう」

「……オレを殺して、戦争を勝つつもり、なのか」

「おや、まだ話せるだけの元気がありましたか。その件に関しては心配いりませんよ。前の戦でほとんどの特殊個体は殲滅できましたからね。数こそそこそこ多いもののあとは亜人族と魔人族それぞれを各個撃破するだけ。安心して逝くとよいでしょう」


 安心、そう言われてここしばらくずっと何かに急かされて戦ってきたことを思い出した。

 ただひたすらに戦いを終わらせるための戦いの毎日。

 それが終わる。

 とても、魅力的な響きだった。


「龍人ッ! あんたはそれでいいのッ!? 姫様のことを諦めるっていうの!?」


 姫様?

 諦める?

 いったい何を言っているんだ。

 もう、疲れた。


「無駄だ。こいつに使った毒は特殊でな。体を内側から蝕むだけではなく心をも破壊するのよ。手に入れるのは苦労したぞ。何しろ亜人族の領域にしか存在しない物を魔人族の秘技で調合せねばならなかったのだからな」

「あんた、まさか……!」

「察しの良い女だ。冥土の土産に教えてやろう、どこの国も一枚岩なところなど存在しない、ということだ。これを提供したモノ達には平定後にそれ相応の地位を約束することになったがな」

「ゴミ虫めッ……! 王国はここまで腐ったの!?」

「何を言うか。連中にはふさわしい地位……奴隷ということよ」

「なお悪いわっ!」

「何とでも言うがいい。勝てばよいのだよ。滅ぼされる方が悪い」


 ライトヒルデ将軍が誰かと話しているのを龍人は右から左に聞き流していた。

 正確には何を言っているのか聞こえているが理解はできない状態にあった。

 だが胸の奥、何かがこのままではいけないと叫んでいる。


「では、さらばだ勇者様」


 龍人の隣で剣を構える兵士に合図を出す。

 それを見た兵士が白刃を動けない龍人の首へと振り下ろした。


「将軍閣下! 将軍閣下はどちらにおられますか!」

「何だ! 騒々しいぞ」


 だが首に刃が届く直前、人垣を裂いて別の兵士が転がり込んできた。

 将軍はイライラした表情を取り繕うこともせず怒鳴る。


「今いいところなのだ、後にせよ!」

「一大事でございます! 王都から急報、しゅ、襲撃を受けているとのことであります」


 その言葉にもう一度兵士へ首を落とすよう指示を出そうとしていた手が止まる。


「なに? どういうことだ!? 敵は?」

「て、敵は亜人族魔人族混成軍だとのことであります」

「なにぃ!?」


 伝達兵の言葉にラインヒルデ将軍の顔色が一気に変わる。

 それは周囲の兵士たちも同様だ。

 ここにきて亜人族と魔人族が手を結んだ。

 それは戦いの趨勢が大きく変化したことを意味している。

 基本的にこの三種族三つ巴の戦いは、亜人族・魔人族が優勢であった。人間族は数こそ最大であったものの、肉体的強さでは亜人族に勝てず魔法的資質では魔人族に敵わない。女神に遣わされた勇者によって均衡が崩れたのは、数にプラスして突出した力が付かされたために他ならない。

 元々少ない数の亜人族・魔人族はそれぞれに対してもいがみ合っており、手を結ぶこともないと言われていた。

 戦争が進むにつれて現れた各種族の特に強い特殊個体もほとんどを勇者が倒した今、人間族は殲滅戦を行うだけで勝てるはずだったのだ。

 亜人族と魔人族が手を結ぶなどと言う珍事がなければ。


「くッ、すぐに王都へ向かう! 急ぎ撤収準備をせよ! このままでは王も王女も危ない!」


 ぴくり、と龍人の肩がわずかに撥ねる。

 混乱の坩堝の中、それに気が付く者は誰もいない。

 その場で混乱する兵士たちへ矢継ぎ早に指示を飛ばす将軍も同様だ。

 薬でぐちゃぐちゃにされてしまった龍人の心は、王女と言う言葉に体は反応したものの、それを意味ある言葉としては捉えられなかった。

 ただ、守らなければという思いが体をわずかに動かしたに過ぎない。

 ――そうね、守らなきゃね。

 とろけるような甘い声が脳裏に忍び込む。

 いったいどこから聞こえてきたのか、誰の声なのか。龍人はそれすらも理解できない。

 だが「守る」という単語は龍人の心の奥底に残った何かを揺さぶり始めた。

 ――あなたが守りたかったもの、欲しかったもの、今のあなたならすべて手に入れられるわ。

 もし正気の者がこの声を聞くことが出来たならば、その声が毒よりも恐ろしい誘惑を孕んでいることに気が付いたかもしれない。

 けれど龍人にはすでにそんな理性は残されていなかった。

 ――憎いでしょう? あの子を害する者たちが。あなたの邪魔をするすべての者達が。でも大丈夫。あなたならすべてを消し去ることが出来る。その力があなたにはある。


「どう、や、って……」


 ――想像しなさい。あなたの中にある、最も強い存在を。あなたの前に立ちふさがったすべての憎いものを破壊しつくせる力そのものを。


「憎、い。チカラ……」


 龍人の胸の奥、何かが大きく脈動した。


 ――そうよ、そうやってため込んだ力を一気に外へ出してしまいなさい。


「憎い……にくい、ニクイニクイニクイ――」


 龍人がぼそぼそと口にしたところで、再びラインヒルデ将軍が指示を振り終わり戻って来る。


「まったく、いいところだったというのに。今度こそ、殺してやろう」


 今度は将軍自ら手に剣を持ち龍人の首筋に当てる。

 そこでラインヒルデ将軍はうつむいた龍人の口から絶えず何かが呟かれていることに気が付いた。


「何だ? 何か言い残したいことがあるのか、言ってみろ、ん?」


 ――さぁ、あなたの成したいことを成しなさい


「コロスッッッ!!!」


 龍人の体が、はじけ飛んだ。

 内側から溢れ出したのはどす黒い光。

 それは口元に耳を近づけていたラインヒルデ将軍の上半身を一瞬で蒸発させ、夜空へと昇っていく。

 その異常は、すぐに近くで移動の準備をしていた兵士達が気付いた。


「おい、なんだよ、あれ」


 誰かが呆然と呟いた。

 空へと立ち上った光は渦を巻くようにして上空に留まっていた。

 唯一真里菜だけが、龍人のギフトが発動する時と同じだと認識した。


「りゅう、と?」


 光はすぐに確固たる肉体を得た。

 上空を覆うように広がる、鱗を持つ長大な生物。

 巨大な咢を持つ黒い蛇身。

 真里菜だけではない、見たもの全員の頭の中にその言葉がよぎる。

 龍。

 その存在は幻想上の生物として、こちらの世界でも広く伝わっている存在だ。

 だが実際に目にした者はいない。

 巨大な龍が空を埋め尽くして、その金色の眼光が地上を睥睨していた。

 闇に閉ざされた空の中で、なぜかその金眼だけがはっきりと見えたのだ。

 GGGGGYYYYYYYYYYYYYYYYY!

 耳障りな、絶叫があたりにこだました。

 意味が分かるはずもない。

 意味があったかもわからない。

 だが聞いた者達は一人残らず感じた。

 怒り。

 声が孕むその感情に。


「こ、殺せ! 魔法兵展開せよ!」

「ちょ、ばか!?」


 すでに真里菜の体を拘束していた兵士たちも取り乱していなくなっていた。

 代わりに一部の未だに正気を保っている、あるいは保てていると思っている一部の兵士だけが突然現れた、こちらに敵意の視線を向けてくる存在に立ち向かおうと試みる。

 真里菜だけが、その無意味さを理解していた。

 ジュッ、という音がしてまず指揮官の上半身が消失した。

 後ろに控えていた魔法兵の下半身ごと。

 空中に小さな光点が浮かび、そこから光線が放たれたのだ。理解できたのは下半身を消失した兵士が地面に崩れ落ち、痛みに絶叫した時だったが。


「う、うわあああああああああああああああああ!」


 一人の兵士が絶叫してからが本当の混乱が始まった。

 死に物狂いで攻撃を敢行する者。

 武器を放り出して逃げ出す者。

 呆然とした表情でその場に崩れ落ち、女神セレナに祈りを捧げだす者。

 てんでバラバラな行動をするその姿からはとても統制のとれていた軍の姿は面影もなかった。すでに指揮を執るべき将官は蒸発するか逃げ去っていたのだから仕方ない。

 いや、生き残っていたとして何かが出来たとは思えないのだが。

 龍の周囲に浮かんだ光点が無数に分裂し、魔力の充填をあっという間に済ませる。

 そこから放たれた光線は、攻撃する者も逃げる物も動かない物すべてを消し去っていったからだ。

 逃げまどう兵士たちを縦横無尽に追尾し、光線は確実に命を奪っていく。

 悪夢のような光景は兵士たちをさらに絶望させた。

 次第に光線は兵士たちと共に周囲に展開された兵士たちの物資と、大地そのものをも焼いていく。あっという間に夜天をも焦がすような焦熱地獄が形成されていったのだった。

 地獄の如き炎に照らされて、天を覆う蛇身が赤く染まる。

 一滴の血も浴びていないのにその身は血にまみれているようだった。

 やがて地上全ての生物を焼き尽くしたと思ったのか、ふと龍はその頭の向きを変える。

 生き残ったわずかな者達は、恐怖におびえる目で見た。

 黒く巨大な龍が北――魔人族の領域を目指して飛んでいく様を。


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