3.『異世界』で死にまくった成果
冒険…したよ?
どうしても内容画書きづらくこうなりました。
次こそは!!書きますから!!冒険!!
結論から言って、200回は死んだ。
スライムにやられ、よくわからん小動物にやられ、果ては森の中で虫に刺されて死んだりした。
リスポーン地点の草原もいい加減見慣れた頃だ、ここで1回得た情報を整理してみてもいいかもしれない。
まず地形について。
交信にて時刻を教えて貰ったところ、現在は正午頃らしい。
太陽は現在山の頂上の直線上にあるので、あそこが南だとしておく。
となると、山とは逆の位置、つまり草原を突き進んでいくと北方向になる。
東西共に森があるので、そこはとりあえず【東の森】と【西の森】としている。
とりあえず各方向にある程度進んでみたところ、死亡速度が圧倒的に早いのは山側、つまり南方向だった。
あちらの方がより強いモンスターがいるのだろう。
そして東西の森にも特徴があった。
【東の森】には虫型のモンスターが多く、【西の森】には植物型のモンスターか多かった。
どちらかと言えば虫の方が手強い印象があったので、各方向の強さは南>>東>>西>>北となる。
村や街はだいたい敵の弱い場所に作られるので
まずは北へと向かうことにした。
次にモンスターについて。
モンスターというのもとりあえずの呼び名だが、リスポーン地点周辺に居る草原のモンスターは小動物に近いものと爬虫類に近いものの2種類を確認した。
小動物モンスターは赤目の兎ややたら素早いイタチ?だったりと、強いことは強いが序盤モンスターという感じだ。
実際、ある程度パターンを覚えれば対処は難しくなかった。
次に【西の森】だ。
植物モンスターは動きが遅いが、何よりも状態異常攻撃が多かった。
毒、麻痺、幻覚、更には何故か火傷のような症状まで出てきて驚いた。
それになりよりもドロップが渋い。
出てくるアイテムは薬草のようなものばかりで武器や防具は全く出てこなかった。
そこまで倒せた訳では無いが、小動物モンスターはちょっとした武器を落としたりしていたので物足りなく感じる。
【東の森】のモンスターはとんでもなく素早い虫が幾つもおり、1番初見殺しという感じだった。
蜂やカマキリ、蟻に蝶、種類も多くて個体が一つ一つ強いこと強いこと強いこと。ついに1匹も倒せなかった。
そして山。
ここはひたすらデカくて固くて強いモンスターが多かった。
巨人だったり獣人だったりと当たったら即死、それだけだ。
1回だけ倒せたがドロップはなかった。割に合わないのでここにはしばらく近づかないだろう。
ちなみにアイテムに関してもなかなか面白いことがわかった。
現在の所持アイテムがこれだ。
【粗末な石剣】
【ボロ布の服】
【石】
【尖った石】
【砂】
【草】
【土】
このうち剣と服はドロップだが、残りは俺が適当に掴んだものがアイテムとして所持品扱いされている。
そしてもちろんアイテムなので使うことが出来る。
【石】は投げて当てれば位置によっては即死させられた、なかなかいいかもしれない。
【草】はどうやら鑑定しないとわからんらしい。ローグライクではだいたい分からず使ってもいいことは少ないので取ってある。
【土】は石の下位互換といった印象だ、投げれるが速度があまり出ずに当たっても大したダメージは期待出来ない。
【砂】はなかなか強い、相手に向かって投げれば目くらましになる。が、草原ではあまり手に入らないのが少し辛いところだ。
ドロップ武器については見てもらった方がいいだろう。
【粗末な石の剣】→STR+3 AGI-4 DEX-4
《粗末な石作りの石の剣。かなり重く扱いは難しい。》
【特殊効果】なし
【付与スキル】なし
【ボロ布の服】→VIT+1 AGI+1
《擦り切れた布で出来た服、ないよりはマシ…ともいえないかもしれない》
【特殊効果】火属性耐性-50
【付与スキル】なし
…この通り、あまり良い装備では無い。
剣はSTRが上がるがAGIが落ちる、死にやすい今は機動力は確保したいので装備する旨みは少ない。
服に至っては学生服の方がマシだ。それに燃えやすいのか炎耐性が-補正だ。装備する意味が無い。
そして女神の言っていたデスペナルティだが、どうやら所持金が無くなるというものと、あともう1つ、経験値が無くなるというものらしい。
前者はよくあるので別に問題は無いのだが、後者はかなりきついペナルティだ。
ある程度戦闘をこなしているのだが未だにLvupしないのをおかしいと思いステータスで確認したところ、死ぬ前に80ほどあった経験値が死んだあとは0に戻っていた。
希望的観測だが、恐らくLvupしていない分の経験値はなくなると考えるのが妥当だろう。
なんにせよなかなかきついものがあるのは事実だ。
そして最後に【スキル】
コレはやはりアンロック型らしく異様に増えて行った。
まずは【取得】
これはどうやらドロップアイテム以外を入手した時に追加されるようで、かなり初期に入手出来た。
効果は《取得アイテムの特殊効果効果上昇》だった。
悪くない効果だと思うが、ボロ布のような-補正も上昇しているようなので痛し痒しと言ったところだ。
次に【投擲】
これは石を投げたら追加された。
効果は《投擲による命中率上昇、投擲によるアイテム効果上昇》だった。
これは現状かなり有難い。
数少ない攻撃手段が強化されるのは心強い。
それに《投擲によるアイテム効果上昇》という部分が後々役に立ちそうだ。
次は【回避】
これは敵の攻撃を避けた時に追加された。
効果はそのまま《回避率上昇、AGI上昇補正》
というものだった。
これも当たりだ。両方強い。
前者はダメージ軽減に、後者は長い目でお世話になる効果だ。
さらに【索敵】
これは敵より先に相手の存在に気づくと追加された。
効果は《索敵能力上昇、被発見率低下》だ。
要は隠密スキル、これもあって損は無い。
索敵能力は敵の発見、それにどうやら敵の弱点の発見も効果にあるらしく使いどころがは多い。
そして【即殺投擲】
これはどうやらEXスキルのようで、【投擲】【索敵】の両スキルの取得と、さらに投擲による即死を1度以上成功した場合に発現するようだ。
効果は《全行動による即死確率上昇:大、攻撃行動前の被発見率低下:大》
これにより一撃の決定率が格段に変わった、ドロップアイテムの獲得は実はこのスキルによる決定率の上昇が大きい。まさにこれが主戦力だ。
これがこれ迄の成果、そして顛末である。
そろそろLvが上がってもらわないと困る、とにかくは死なないようにゲームを進めていこう。
と、北に向かって進む。
すると、
「グオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!」
という物凄い雄叫びと、
「キャアアアアアアアアアア!!!!」
という女性の叫びが上がった。
目指す北の先から。
「………しゃーない」
NPCだろうが近くで死なれると目覚めが悪い。
それにもしかしたら経験値が大幅に取れてLvupに繋がるかもしれない。
「まあそんなに期待はできないけど、ね」
そんな独り言を漏らしながら、俺は叫声の方に向かって駆けて行った。
主人公はこの世界をゲームとして説明されてるのでこの世界の人は全員死んで良いみたいな感じで書いてます。
まあそれがどうなるかは分かりませんが、どうにかなるでしょう。頑張れ!未来の私!