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エピローグ:エンディング?

エピローグ


「プリムちゃん…プリムちゃん!」とルナは呼び掛けた。

プリムは、はっ!とした。辺りはすっかり夜になっていた。

ランドは、傷口を塞いだ物の…意識は戻らないでベッドに寝ている。

何度も何度も呼び掛けたが、目を覚まさない。

心臓は微かに動いているが、彼は完全な植物人間になってしまっていた。

プリムはずっと看病をしていたが、いつの間にか眠ってしまった様だ。長い一日だった。

朝、この部屋で2人で騒いでたのが嘘の様だった。

プリムは1年分くらい泣いた。もう涙は出てこないくらい泣いたが、ランドは目を覚まさなかった。

ルナはプリムに言う。

「今度は私が診てるから、貴方は少し寝なさい。」と言ってくる。

プリムは頷くと、ランドの隣のベッドで横になった。そして、直ぐに寝息を立てた。

ルナは、ランドの頭を撫でた。

医者からは、2度と目を覚ます事は無い。と診断された。

もうランドの声を聞く事も、ランドの笑顔を見る事も出来ない。

ただ、見れるのは寝顔だけ。

ルナは泣き崩れた。

「ランド…ランド…ランド!!お願い…目を覚まして!ルルもソルも無事だった!貴方が、最後の力を振り絞って治してくれたから…だから助かった。貴方は、自分の傷より兄弟を治してくれた!後は貴方が起きてくれれば、貴方さえ起きてくれれば、母さん何も要らないから…だから、起きてランド!」と叫んだが、ランド眠っていた。

すると、部屋にソルとルルが入って来た。

泣き崩れる母を支え、部屋を出るルル。

ソルは寝ているランドに言う。

「みんな、お前の帰りを待ってるよ。俺たちも、母さんも…アネさんも…だから帰って来いよ!」とソルは言うが、ランドは返事をしなかった。

「ランド…何で俺たちを治したんだ…?お前の方がヒドイ怪我だったのに…」ソルは泣き出す。

「なぁランド!起きてくれよ!ランド!ランド!」



しかし、ランドにソルの声すら届かなかった。

まだ…終わりません。続きます。

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