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夜に君を想う
俯く僕
悩む僕
君の声で
おもてをあげる
なんでもない君の声
変わらず響き続ける君の声
夕日は沈み
夜の帳が下りた
無意識に探す
君の姿 君の声 温もり 記憶
辿れば辿る程
遠ざかった想いに後悔を滲ませる
ごちゃごちゃな頭の中のように
星は散りばめられ
空っぽになった心のように
虚ろに光り続ける月
僕は
夜に魅了され 誘惑される
君への想いが消えない夜に
君への最後の言葉を残そう
ありがとう
さよなら
元気でね
散りばめられた星たちは
雨のごとく次々と夜空を流れ始めた




