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どうでもいいんだ
さよならの言葉の後に
気付いた想い
一緒にいるときは気付かない
大切なこと
知らない間に君を傷つけていた
拭えぬ罪ならば
この身を投げ出そう
それで僕の気は収まる
君は別に僕のことなんて
もうどうでもいいのだから
僕も
もうどうでもいい
もともと価値なんてない僕
いる意味なんてない僕なのだから
僕一人死んだところで
何も起きないさ
たかが一般人なんだし……
電車が来る知らせが鳴り響く
僕は一歩を踏み出そうとする
怖いわけでもなんでもないのに
けれど足は動かない……
今日もまたダメだった……




