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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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真夜中

真夜中

膝を抱えてじっとする

冷えた体

冷えた部屋

冷えたカップ


目を閉じて数えた

あなたとの思い出

目を閉じて思い出す

あなたの声


もうここにはあなたがいない

そんなことわかっている

わかっていても

あなたを想う


時計の秒針が

カッカッカッと音を立てる

何回数えれば朝が来るのだろうか……


何回数えればこの痛みや喪失感が消えるのだろうか……


何回あなたの名前を呟けば

あなたに届くのだろうか……


何回も……

何回も……

何回も……


あなたを求めた


たとえそれが叶わない願いだとしても……

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