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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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香り

だだっ広い草原に私は立ち尽くす

風は私の髪を煽り

微かに甘い花の匂いを感じた


ふいにあなたの香りを思い出す……

電車で見かけるあなたはいつも

ラベンダーのような香りを纏っていた

そんなあなたが私は……


大好きだった……

そう…… 片想い


でも あなたはそんな私に気付かない


それどころか

ある日 あなたの香りが変わった

私はそのことにすぐに気付いた


あなたは私には気付かない……


私は一人思い詰める……


あなたは恋をしたのかな?

それはどんな人だろう……


そんなことを考えては

私は今日も一人電車に揺られて

あなたの姿を香りを探している……

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