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君がいないだけで……
気が付けば僕は
君を探していた
駅の改札
一緒に歩いた道
たくさんの思い出が詰まった公園
僕はいつも探してしまう
もしかしたら君がいるんじゃないか
どこかにいないかな?
けれど いつも
君の姿を見ることはできなかった
ぽっかりと大きな穴の空いた僕は
今日もまたその穴を何がで埋めようと必死だ
僕自身の体が壊れてもいいと思うほどに仕事をして
必死に満たそうとしていた
満たされるはずもないのに……
君と別れてからは
全てが怖くなった
友人も 君も 親も
最後には僕自身が怖い
大切な人を傷つけてしまう
そんな恐怖に毎日襲われる
僕は解放されようとも思わず
僕の責任と罪と罰
そんな考えでひたすら僕自身を殺し続けた
もう…… 本当に
全てが嫌になる……




