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明けない夜
ビルの間を駆け抜ける風のように
僕と君との時間もあっという間に
過去へと変わってしまった
君は今何をしていますか?
君は今何を想ってますか?
僕は噓つきだ
本当はもう一度会いたい
自分の心に嘘をつくように
「君が嫌い…… 顔も見たくない」
そう呟く
悲しいことに残った想いは後悔だけ
君のいない朝も 夜も
幾度となく過ぎた
その度に僕の胸は激しい痛みに襲われる
苦しいし辛い……
でも 誰にも言えない
言ったら逆に笑われるかもしれない
気持ち悪いと思われるかもしれない
負のスパイラルが僕をどんどん殺してゆく
もっと楽に死ねればいいのに……
そんなことを想いながら
今夜も一人
明けない夜と心中する
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