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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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明けない夜

 ビルの間を駆け抜ける風のように

 僕と君との時間もあっという間に

 過去へと変わってしまった


 君は今何をしていますか?

 君は今何を想ってますか?


 僕は噓つきだ

 本当はもう一度会いたい


 自分の心に嘘をつくように

「君が嫌い…… 顔も見たくない」

 そう呟く


 悲しいことに残った想いは後悔だけ


 君のいない朝も 夜も

 幾度となく過ぎた


 その度に僕の胸は激しい痛みに襲われる


 苦しいし辛い……


 でも 誰にも言えない


 言ったら逆に笑われるかもしれない

 気持ち悪いと思われるかもしれない


 負のスパイラルが僕をどんどん殺してゆく


 もっと楽に死ねればいいのに……


 そんなことを想いながら

 今夜も一人

 明けない夜と心中する

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